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東大が倒産する日 ちくま文庫

森毅(著者), 豊田充(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2011/03/11
JAN 9784480428004

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東大が倒産する日

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5件のお客様レビュー

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2017/07/04

読書録「東大が倒産する日」3 著者 森毅 聞き手 豊田充 出版 筑摩書房 p16より引用 “どこ行ってもつぶしきくやろうという人の パーセンテージが高い大学がいい大学やけど、 東大にはやっぱりそういう人は多い。” 目次から抜粋引用 “いいやないの、民営化  課題自体がわから...

読書録「東大が倒産する日」3 著者 森毅 聞き手 豊田充 出版 筑摩書房 p16より引用 “どこ行ってもつぶしきくやろうという人の パーセンテージが高い大学がいい大学やけど、 東大にはやっぱりそういう人は多い。” 目次から抜粋引用 “いいやないの、民営化  課題自体がわからんのが課題研究や  国立やからと思ってたら堕落する  ソフトな学力が落ちている  おしゃべりが文化を育てる”  数学者と教育ジャーナリストによる、大学 界隈の問題などについてのインタビューをま とめた一冊。過去他社刊行文庫版。  2000年代に入ってからの大学改革について から学生からノートを借りての講義の話まで、 一風変わった視点で語られています。  上記の引用は、はじめにでの一文。 和田秀樹氏の著作だったでしょうか、かつて 大きい証券会社が倒産した時に、優先的に再 就職先から声がかかったのは、東大出身者 だったとか。その国の最高学府というものは、 やはり値打ちのあるものなのですね。  学部の新設やらで、大学についての揉め事 が騒がれていましたが、一部の人たちが利益 を確保するようなことにはならないで欲しい ものです。  大学に行っていないと、いまいちよく分か らなかったり共感しにくい話題もあります。 しかし、なんとなく面白く感じて読めてしま うのは、森氏の言葉の柔らかさと語り口の為 せる業ではないかと。 ーーーーー

Posted by ブクログ

2016/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011年(底本1999年)刊。著者は元京都大学教養学部教授。  一見すると、挑戦的なタイトルだが、内容は全く違う。独立行政法人化前、大学改革論が喧しかった頃、大学機構改革・大学研究・講義論を鼎談形式かつ経験論的視点で著者流に叙述した書である。  とはいえ、関西弁が生きる軽妙洒脱な語り口に爆笑させられる。  例えば、 「研究室には"抜群"とズッコケの両方がいた方が良い」 「スカタン言いよるからズッコケの大部分はあかん…が、その中から抜群が"これ"というのを見っける」 「ところが、受け止めてくれる"抜群"がいないとズッコケは諦めて"抜群"に化ける」 「こんな化けた先輩の伝説ある研究室は明るい」 と。しかし 「ただし、大部分のズッコケは化けることなくズッコケっぱなしで…"抜群"の方が確率がいい」 というようなオチを最後につけるあたりが見事である。  もちろん本筋も振るっている。 ⑴ 再任禁止の10年任期制。 ⑵ 年間1億円出して目玉となるノーベル賞学者を大学で各々選抜し、自分の大学に呼んで講義(広告塔)してもらう。つまり事実上の広告塔とする。  さて、大学生を含め、判らんことに対する堪え性のない点は致命的だ。すなわち、判らないことを頭の中に養う能力が大事だともいう。  また、研究の失敗は、後続の失敗を回避させる価値があり、批判すべきでない。  複数回の失敗を想定し許容すべきであり、10年位は安定した地位がないと、総体的な良結果にはならない。 等々の、慧眼の数々。  さらに一回の講義に対しては、その倍の時間の自宅・図書館での自学習が要る(90分講義なら180分)という至極マトモな指摘もてんこ盛りである。つまり、まともに講義を受けようとすれば、一日に何コマも入れられるはずがないのだ。  補足。 ①「カシコに教わるくらいアホでもできるがな。アホでも教われるのが本物のカシコ」。 ② 京大でけったいな研究会に常に顔を出していたのが湯川教授。そこでけったいな質問を連発し、勿論8割位は愚問だが、残りの2割の妙な話が議論を活性化させる。その愚問を恐れず質問し続ける点が凄い。若手研究者や学生も見習ってほしい姿勢である。 ③ 旧制の東大生は大概、大学や講義を当てにせず、社会からでも何からでも、自分が学ぶための材料を仕込む時期と考えていたよう。勿論、新制になってからもそういう姿勢はあったよ。でも今は…。 ④ 進学した後に学生が伸びた大学は京大が一番という話が出たが、それは不思議だ。京大みたいなところは伸びるのと落ちこぼれるのとが両方いる。両方を見ないとその評価はしにくい。  他にもまだまだ沢山あるが、大学生や院生、あるいは高校生、さらには自らの学びを続けようとする者にとって金言至宝と笑いが詰まった一書である。

Posted by ブクログ

2015/11/12

何と過激なタイトルか。倒産と言ったって、東大は国立じゃないか。でも、国立大学も民営化される日がやってくるかも知れない。(とっくにされましたね。)そうすると、うまく運営しなければつぶれる可能性だってある。実際、私立大学は近々学生が集められなくてつぶれるところが出てくるだろうとも言わ...

何と過激なタイトルか。倒産と言ったって、東大は国立じゃないか。でも、国立大学も民営化される日がやってくるかも知れない。(とっくにされましたね。)そうすると、うまく運営しなければつぶれる可能性だってある。実際、私立大学は近々学生が集められなくてつぶれるところが出てくるだろうとも言われている。(大学選びはしっかりしないとね。)さて、本書は別に東大のことばかりではなく、大学教育についていろんな観点から語られている。私自身は、高校時代、同じ著者の「数学受験術指南」(中公新書)を読んで以来の森毅ファンである。5年くらいは出る本出る本すべて買って読んでいた。30冊くらいにはなるだろうか。私の人生観、教育観は森毅先生によってつくられたと言っても過言ではない。最近はだんだん読む時間もへってきたので、同じ著者の本はずっと読んでいなかった。でも、本書はタイトルがなかなかよかったので、つい買って読んでしまった。やはり以前と同じように歯切れがよく、とてもおもしろく読んだ。何度も読んできた内容ではあるけど、とくにすきなフレーズを最後に書いておこう。「分からなさを頭に飼う。そして分からなさを楽しむ。」

Posted by ブクログ

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