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逆説の日本史(17)
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逆説の日本史(17)
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商品レビュー
4.3
15件のお客様レビュー
第1章では、東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史を照射する。和人が蝦夷地に進出する契機となった北東北の争いから和人の過酷な仕打ちに端を発した「アイヌ三大蜂起」。さらには、老中・松平定信が蝦夷地調査報告書を黙殺した理由にも迫る。 第2章では、...
第1章では、東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史を照射する。和人が蝦夷地に進出する契機となった北東北の争いから和人の過酷な仕打ちに端を発した「アイヌ三大蜂起」。さらには、老中・松平定信が蝦夷地調査報告書を黙殺した理由にも迫る。 第2章では、幕末に燎原の火の如く盛り上がった尊皇攘夷思想の源流ともいえる国学思想の成り立ちを荷田春満、本居宣長、賀茂真淵、平田篤胤ら「国学四大人」の軌跡を通じて解読する。 第3章では、天保の改革に挑んだ徳川幕府が「祖法大事」と変革の波に乗り遅れる様を詳述。優秀な官吏が国の行く末を見誤っていく歴史をあますところなく活写する。 第4章では「なぜ日本の道路舗装率が中国・韓国などより低いのか?」という命題からいたずらに開発に走らず、身の丈にあった暮らし、完全リサイクル社会を実現した江戸の暮らしに陽をあてている。 アマゾンの商品説明より とにかく面白いです。歴史好きなら必読ですね。逆説の日本史もシリーズ17作目です。毎回、一人の人が通史を書く必要性を、強く感じます。通史だからこそできる解説と指摘。幕末が蝦夷地から始まったこと、幕末の思想史に欠かせない平田篤胤のこと、黒船外交の失敗など、興味尽きません。幕末ファンなら、この巻だけ読んでも十分楽しめます。お勧めします。
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「逆説の日本史」という標題が誤解を与えた。 無理に「逆説」を作ろうとして無理があるかもしれない。 歴史が勝者の歴史であるかぎり、その他の歴史はいろんな説を提示できるはずだ。 「アイヌの歴史」という本に、狩猟採集だけがアイヌじゃないという、一面的な歴史観に対する批判もある。 逆説という必要はないかも。 シャクシャインの戦いを中心に江戸後期について詳しい。 同化政策が差別以上に悪であることを述べている。
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