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ゴヤ(1) スペイン・光と影 集英社文庫

堀田善衛【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2010/11/18
JAN 9784087466386

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商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2019/02/23

 読んでいる途中の感想だけれど、からだごとその場所にもっていって書く。そういう、身体性というか、現場主義というか、実感から生まれてくる描写。ポストモダンは、実感主義と否定したのかもしれないが、堂々たるモダニスト、近代主義者。40年ぶりの再読の快楽。こんなに面白かったことに気づけな...

 読んでいる途中の感想だけれど、からだごとその場所にもっていって書く。そういう、身体性というか、現場主義というか、実感から生まれてくる描写。ポストモダンは、実感主義と否定したのかもしれないが、堂々たるモダニスト、近代主義者。40年ぶりの再読の快楽。こんなに面白かったことに気づけなかった浅はかさを、若さというのだろうか?

Posted by ブクログ

2018/02/09

20180207蔵書 20170903読了 1974年発行。単行本。図書館にて。ゴヤという男は自己顕示欲や出世欲の強い、かなりギラギラした奴だったみたい。●ゴヤの人生をなぞる前に、スペインという国がどのような歴史の下に成り立っているのか説明される初めの章「スペイン・光と影」がとて...

20180207蔵書 20170903読了 1974年発行。単行本。図書館にて。ゴヤという男は自己顕示欲や出世欲の強い、かなりギラギラした奴だったみたい。●ゴヤの人生をなぞる前に、スペインという国がどのような歴史の下に成り立っているのか説明される初めの章「スペイン・光と影」がとても興味深い。地理的条件、イスラム教とキリスト教が共存していた時代、文化のない社会上層部等々・・・。●あとに続くのは「フエンデトードス村」「マドリード」「ローマへ」「ふたたびサラゴーサへ」「王立サンタ・バルバラ・タピスリー工場」「いわゆるベラスケスの”発見”について」「アカデミイ会員=ゴヤ」「内閣総理大臣フロリダブランカ伯爵」「自画像」

Posted by ブクログ

2015/01/31

ゴヤと彼を取り巻く18世紀のスペイン社会の記述に圧倒された。 他の紀行と同じく、 彼の海外に対する見方は独特なものがあったと思う。 絵は見たことがあるけれども、 画家本人についてはなかなか知ろうとすることは少ない。 だが絵を描いた本人、そして取り巻く歴史を知ることで 絵を見るこ...

ゴヤと彼を取り巻く18世紀のスペイン社会の記述に圧倒された。 他の紀行と同じく、 彼の海外に対する見方は独特なものがあったと思う。 絵は見たことがあるけれども、 画家本人についてはなかなか知ろうとすることは少ない。 だが絵を描いた本人、そして取り巻く歴史を知ることで 絵を見ることがより一層面白くなる。 まさにそのことを教えてくれる本だと感じた。 非常に面白く興味深いのだが、なかなかページが進まなかった。 それくらい内容が濃いのだろう。

Posted by ブクログ

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