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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/09/09 |
JAN | 9784022733542 |
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財務諸表を読む技術わかる技術
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私は会社の財務担当ではないし、会計を勉強する立場でもない。でもこの本を手に取った理由は「わかりやすい」という評判だったから。 確かに書いている内容はわかりやすかった。 ところで、私は本当の意味での専門家とは、知識を多く持つだけではなく、その内容をわかりやすく説明できる人がそう呼...
私は会社の財務担当ではないし、会計を勉強する立場でもない。でもこの本を手に取った理由は「わかりやすい」という評判だったから。 確かに書いている内容はわかりやすかった。 ところで、私は本当の意味での専門家とは、知識を多く持つだけではなく、その内容をわかりやすく説明できる人がそう呼ばれるべきだと考えている。つまり、自分の頭の中に知識を詰め込むだけでなく、それを体系化して整理し、TPOに応じて自分の頭の中の膨大な“引き出し”からスッと処方箋に見合った薬を取り出すかのように話せる人こそが、専門家と呼ぶに値する人だと思う。 実際、知識が多い人はどうしても「蛇足ですが…」とか言って話を広げたくなるもの。でもそれは聞く側(読む側)にとっては冗長でかえって不親切になる。そこをわきまえ、簡潔かつ情報量を多くという一種の矛盾を両方備えた人こそがクレバーと呼ばれるべきなのだ。 この本は著者の講演録に少し手を加えたような体裁であり、まるで著者が壇上でこちらに向かって話しかけてくるかのように読める。 例えば「いいですか、ここは必ず覚えておいてください」的な箇所は、まるで黒板にアンダーラインを引くかのように何回も強調されるし、「ここは難解なので、ちょっと端折りますね」的な部分は(たとえ会計学上は重要であっても)思い切ったカットがされている。 そして、財務諸表をまるでヒトのバイタルサイン一覧表のようにとらえ、それぞれのデータから高血圧や糖尿病などの表面からは見えない症状を読み解こうとするかのように、単なる数字の羅列でしかない財務データから企業の“体質”を読み取る面白さは感じられた。 評判どおり著者の面目躍如。…と言いたいところだが、この本で著者が事例として引用したB/SやP/Lは、「日産自動車」の2010年3月期のもの。著者ですら、まさか数年後に会長が有価証券報告書への役員報酬額の過少記載の疑いで逮捕され、そのうえその元会長が保釈中に海外逃亡する大事件に至るなんて想像できなかったのだろう。一連の不正はこの決算の時期からうごめいていたと考えるほうが自然であり、著者は日産の財務諸表に潜む「悪の芽」を読み取れなかったことになる。 私はこのことで著者の目が節穴だと言うつもりはない。つまり、財務諸表の読み方については簡単に身に付けられる技術は一定あるものの、完全に読み解くのは簡単ではないということだろう。
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コンサルタントの立場から、あるいは元銀行員の立場から、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の読み方を解説した本。 株を持っている会社の財務について、自分で理解できるようになりたいと購入。ただし古本で。 私のような素人には、まず、会社はすぐに動かせるお金が...
コンサルタントの立場から、あるいは元銀行員の立場から、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の読み方を解説した本。 株を持っている会社の財務について、自分で理解できるようになりたいと購入。ただし古本で。 私のような素人には、まず、会社はすぐに動かせるお金がなくなった時、つぶれるという原則を学んだ点で、意味があったかも。 そういう認識を持てば、自己資本比率の高さだけを過大評価したり、ROE(純資産利益率)をROA(資産利益率)よりも重視したりということはなくなる、と思われる。 『会計天国』を読み終わった時よりも、しっかり理解できた気がする。 それぞれの指標の定義については、何度も目を通して、自分で説明できるようになりたい。
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財務諸表の読み方についての解説本.國貞さんの本は日々の会計処理と財務諸表との繋がりをベースに書かれていたが,本書では安全性,収益性,将来性などを財務分析により判断することを主眼に置いている.指標を多く取り上げているが,まず重要なのはどの指標か,似たような指標はどう違うのか,分かり...
財務諸表の読み方についての解説本.國貞さんの本は日々の会計処理と財務諸表との繋がりをベースに書かれていたが,本書では安全性,収益性,将来性などを財務分析により判断することを主眼に置いている.指標を多く取り上げているが,まず重要なのはどの指標か,似たような指標はどう違うのか,分かりやすく解説されている.
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