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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/04/01 |
JAN | 9784101001586 |
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下巻)
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下巻)
¥330
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商品レビュー
4.1
357件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
◯生 第一回路=ハードボイルド・ワンダーランドの私 第二回路=影 第三回論=世界の終わりの僕 ◯死 第一回路の私は失われ、第三回路に融合した? 『ねじまき鳥クロニクル』の井戸(=id)しかり、『ノルウェイの森』の直子しかり、分裂症的世界観よく描かれる 人生は深い悲しみに満ちていて、別れや人の死を受け入れる為に、別の自分を創り出し、固い感情の殻にこもることを、この時の村上春樹は肯定していたのだと思う。(=デタッチメント) そしてそれが救いになる読者がいる 一方で、『街とその不確かな壁』では、影を逃した後の僕も、壁の外へ出る 『ねじまき鳥クロニクル』以降は、外の世界と向き合うことが描かれてきたが、『世界の終わり〜』と『街と〜』の2作品が存在することによって、どちらの向き合い方も肯定されたように思う。
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例えば他の小説だったら、”やみくろ”の意味することとか、やみくろの本当の意味とか、何の比喩なのかとか考えてしまうんだろうけど、村上春樹の小説だと”やみくろ”を”やみくろ”として認識してしまう自分がいる。やっぱりそれって村上春樹の文章がそうさせてるんだろうか。これが俗に言う村上ワー...
例えば他の小説だったら、”やみくろ”の意味することとか、やみくろの本当の意味とか、何の比喩なのかとか考えてしまうんだろうけど、村上春樹の小説だと”やみくろ”を”やみくろ”として認識してしまう自分がいる。やっぱりそれって村上春樹の文章がそうさせてるんだろうか。これが俗に言う村上ワールドなのか…?(沼に足を踏み入れてしまったかも)
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「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」、ふたつの物語の世界がどのように繋がっているのか、ということを気にしながら読むとすごく楽しい。本編自体は「ハードボイルド・ワンダーランド」から始まっているのに、タイトルは「世界の終り」からなんだなあ…などという、一見どうでもよさそ...
「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」、ふたつの物語の世界がどのように繋がっているのか、ということを気にしながら読むとすごく楽しい。本編自体は「ハードボイルド・ワンダーランド」から始まっているのに、タイトルは「世界の終り」からなんだなあ…などという、一見どうでもよさそうなことを考えながら読むと、もっと楽しい。
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