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原色再現 日本史の名場面 ビジュアル選書

高野澄【解説】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新人物往来社
発売年月日 2010/01/25
JAN 9784404038074

原色再現 日本史の名場面

¥385

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2012/10/09

時代を追って、絵巻物や絵画などに見られる日本史上の名シーンが紹介されています。 鮮やかな色彩に生き生きとした人物描写。馬のいななきやかちどきの声が聞こえてきそうな臨場感です。 各場面ごとの解説もありました。通り一辺倒の日本史しかわかっていないため、知らないことが多いことに気づか...

時代を追って、絵巻物や絵画などに見られる日本史上の名シーンが紹介されています。 鮮やかな色彩に生き生きとした人物描写。馬のいななきやかちどきの声が聞こえてきそうな臨場感です。 各場面ごとの解説もありました。通り一辺倒の日本史しかわかっていないため、知らないことが多いことに気づかされます。 神の子で最初の日本人とされる神武天皇は、何の苦労もなく天皇になったのかと思っていましたが、神々と熾烈な戦いを繰り広げる絵画を見て、大和のあらぶる神々の反撃を打ち破った末に即位しできたのだと知りました。 神功(じんぐう)皇后は、亡き天皇の子を宿しており、出産が近かったが、新羅に出征し屈伏させたという勇ましい女性だったということ。 お腹に石を挟んで出産を遅らせて筑紫に凱旋したそうです。神業というか荒行のように思えます。 平清盛の子の平重衡は東大寺や興福寺を焼いたため、奈良の僧徒に殺されたということや、真田幸村真田丸には7000もの兵が立てこもったこと、赤穂浪士の浅野匠のかみの弟は浅野大学といったことなど知りませんでした。 山内一豊の妻が夫のために名馬を買ったのは伝説だが、妻が上方の情報を伝えたことで戦況優勢になったのは現実だそうです。 また、健脚の代名詞のようにとらえていた伊能忠敬ですが、実は持病を抱え、旅先で発病することもあったとか。 病気をおして56-72歳まで全国を歩き続けたそうです。 明治期の東京遷都の際には、天皇はひと月ほどかけて京都から移動し、お付きの者たちも全員、朝廷の昔ながらの服装で皇居に入ったとか。 写真が残っていたら見てみたいものです。 また、かつてのランドマークだった浅草の凌雲閣は、当初の人気が陰って見物客が減った上に、関東大震災で上半分が倒壊したため、残り半分も爆破されたため、今は全く残っていないそうです。 絵画と解説は、バルチック艦隊との日本海海戦で終了しますが、けっこう唐突に終わります。 それまでの紹介文を読みふけっていただけに、余韻の一切残らない終わりにとまどいました。 実際、この本は作家が執筆したものでありながら、まえがき・あとがきがなく、本の説明は表紙の折ったところ6行のみ。 極めてシンプルなつくりになっています。 もう少し資料を取りそろえた、分厚い本となっていたら尚よかったのにと思いました。

Posted by ブクログ

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