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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2009/12/10 |
JAN | 9784480688255 |
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商品レビュー
3.7
14件のお客様レビュー
現代にあるのは物理的な貧しさより、心理的貧しさがある。 脳だけでなく体の反応も大切である。 体の反応無くして感情もあり得ない。 そう考えると体には何も無駄が無いように思える。 難解な部分もあるが情報社会の現代に警鐘を鳴らす良書。人間を機械部品化するITではなく、人間の身体や心をや...
現代にあるのは物理的な貧しさより、心理的貧しさがある。 脳だけでなく体の反応も大切である。 体の反応無くして感情もあり得ない。 そう考えると体には何も無駄が無いように思える。 難解な部分もあるが情報社会の現代に警鐘を鳴らす良書。人間を機械部品化するITではなく、人間の身体や心をやさしくつつんでくれるようなITが必要なのだ。
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心とは何か。身体性の大切さ。右脳中心から左脳重視の傾向を見なす時期。人間がシステムの中に組み込まれ、取り替え可能なものになってしまっている。デジタルな情報だけが情報だけではない。現代人が鬱な気分になるのは人間の身体と心を軽視している。新しいIT社会をこうちくすることの必要性。
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3つの章に分かれていますが、とくに人間の心は、論理的な推論をおこなう機械として捉えることはできないということを解説している第2章が、興味深く読めました。といっても、すべてが理解できたわけではありませんが、自分なりにまとめると次のようになるかと思います。 生物は、外部からの情報に...
3つの章に分かれていますが、とくに人間の心は、論理的な推論をおこなう機械として捉えることはできないということを解説している第2章が、興味深く読めました。といっても、すべてが理解できたわけではありませんが、自分なりにまとめると次のようになるかと思います。 生物は、外部からの情報に反応する機械ではなく、身体を通じて生きることで固有の環境世界を創生しているオートポイエーティックなシステムだという考え方が、紹介されます。しかし、オートポイエーティックなシステムは「閉じたシステム」だと考えられています。では、私たちが相互に意思を通じ合っていることは、どのようにして説明されるのでしょうか。この問題について著者は、心とは身体感覚を脳がモニタリングすることで生じるということを手がかりにして、そうした身体のありようを脳がシミュレーションすることで、社会のメンバー相互の「身体的共感」が生じるという考えを提出しています。 そして、意識は3千年前に人間に始めて宿ったとする心理学者ジュリアン・ジェインズの仮説を、そこに接続しようと試みています。ジェインズは、自己意識をもつ前の人類は、「右脳からの幻聴」に従って行動していたと考えます。著者はこれを、群れのメンバーたちが身体的共感によって結ばれているとき、右脳から聞こえてくる「神々の声」によって統制されることとみなそうとするのです。 最後に、こうした身体的な共感をも含み込んだ、新たなコンピュータの可能性について語っています。 やや問題が大きすぎるようにも思いましたが、刺激的な内容の本でした。
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