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放っておいても明日は来る 就職しないで生きる9つの方法

高野秀行(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 本の雑誌社
発売年月日 2009/11/20
JAN 9784860112004

放っておいても明日は来る

¥715

商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2021/09/19

高野秀行が好きで、読んだ。 笑えて、元気になれる。級数が大きく、1,2時間でさらっと読める。 主に東南アジアらへんでちょっと変なことを生業にしている9人との対談(大学での講義)をまとめたもの。大学の講義なので学生に向けて話している内容だが、単にぶっ飛びエピソードとしておもしろく...

高野秀行が好きで、読んだ。 笑えて、元気になれる。級数が大きく、1,2時間でさらっと読める。 主に東南アジアらへんでちょっと変なことを生業にしている9人との対談(大学での講義)をまとめたもの。大学の講義なので学生に向けて話している内容だが、単にぶっ飛びエピソードとしておもしろく、若者に限らず読めます。 9人それぞれが無計画だったり無鉄砲なエピソードばかりで、なかなかいい。というか、計画に支障が出ても第二第三の興味へ移ることで、なんとかなってきた人たちの話。 とくに、ダイエット目的でキックボクシングを始めた女性が気づいたらタイでムエタイのプロになってた話が好き。タイでは勝っても負けても楽しかったけど、日本では負けて楽しい試合はなかった、という言葉は、何かズシっと来るものがある。 だいたいこういう変わった人生体験談を聞くと、「彼らはぶっ飛んでるし特殊だから、普通は参考にならんよ」といった感想になりがちだが、そこは最後の章で著者本人の口からフォローが入っている。私こそめっちゃ普通の人間なんですよ、と。 とはいえ多くの人にとってはやはり簡単には実践できないだろうが、思い悩むしんどさから一時でも解放してくれたり、別の切り口があるかも、という気づきにはなるだろう。 ただし、「放っておいても明日は来る」という言葉を「なんもせずぼーっと生きても大丈夫」と受け取るのはちょっと危ない。 登場する9人は、ほとんど成り行きまかせに生きてはいるものの、自ら行動はしている。それがどう転ぶか分からないし、思った成果が出ない場合もあるけど、とにかく何かやってみるという点は一致している。 何もしなくても幸運や巡り合わせで誰かが仕事を斡旋してくれる確率は低い。何かはやらなあかんと。 ものすごく当然だが。 ということで、つまらないことや意味のなさそうなことだとしても、まず何かやらなきゃな、って、すごい当たり前のカッコ悪い反省をしました。 ※全然関係ないけど、最初この本がブクログで検索に引っ掛からず困ったなぁと思ってそれをツイッタしたら、「ジャンル変更すれば出てきますよ」と教えてくれた方がいる。親切な人もいるもんだ。 さらに関係ないけど、ツイッタで知らない人から来たはじめてのメッセージだった。罵倒や嫌がらせでなくてよかった。

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2019/02/01

「希望」は最強のセーフティネットだ。辺境作家・高野秀行が自分のまわりにいる“類友”に、どんな風に生きてきたかを聞き歩く、ドロップアウト対談集。(アマゾン紹介文) 「こうしましょう!」というより、「こうなってもなんとかなるよ!」という前向きだか後ろ向きだか判断に難しいハウトゥ本…...

「希望」は最強のセーフティネットだ。辺境作家・高野秀行が自分のまわりにいる“類友”に、どんな風に生きてきたかを聞き歩く、ドロップアウト対談集。(アマゾン紹介文) 「こうしましょう!」というより、「こうなってもなんとかなるよ!」という前向きだか後ろ向きだか判断に難しいハウトゥ本…って、誰も真似はしないだろうけど。 選択の岐路にある人や迫られている人にも、一息がつけるような一冊かと。

Posted by ブクログ

2019/01/31

就職というのは僕らにとって絶対必須だと思っているし、定職を持たない人には一抹の胡散臭さを感じてしまうのが本当の所です。面白い人だとは思っても一緒に何かするパートナーには選ばないと思います。 その昔、会社を辞めて旅に出てしまった僕も、ずっと次の就職の事が頭にありました。定職について...

就職というのは僕らにとって絶対必須だと思っているし、定職を持たない人には一抹の胡散臭さを感じてしまうのが本当の所です。面白い人だとは思っても一緒に何かするパートナーには選ばないと思います。 その昔、会社を辞めて旅に出てしまった僕も、ずっと次の就職の事が頭にありました。定職について地道に生きるという事への義務感は拭えなかったし、拭うつもりもありませんでした。 この本に出てくる人たちは特殊な例なのかもしれませんが、別に大成功している人達ではありません。高野氏が交友関係の中から選んだ、結果的に独立独歩の人達です。 どこか頭のネジが外れている高野氏のセレクトなので、同じような匂いの人が山盛り出てきて非常に興味深い本でした。 どうしても会社員に馴染めない人や、就活が上手くいかない人にとっては天啓のような本ではないでしょうか。努力で突き進むとかではなく、成り行きに任せてふわふわと居場所を求めてさまよい、たまたま落ちた場所で咲くたんぽぽのように強かに生きている人達の話を読んでいると、「ああ、生き方なんて自分で好きにしていいんだなあ」とつくづく思います。なんなら野垂れ死にも自由。 とにかく笑える面白い本なので単純にお勧め。でもどこか心に残る本でもあります。

Posted by ブクログ

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