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父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ? 文春新書

半藤一利, 藤原正彦, 中西輝政, 柳田邦男, 福田和也, 保阪正康【ほか著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/08/20
JAN 9784166607112

父が子に教える昭和史

¥220

商品レビュー

3.1

18件のお客様レビュー

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2022/09/29

一番印象的なのは池部良の「戦前暗黒史観」すべては暗かったのか?というテーマで、本人としては楽しく学生生活を送っていたという。どの時代にもその時代の青春があり喜びがあることを再認識させられる。 月刊誌の連載を集めたものだが、36のテーマに対し30名程度の学者・作家・文化人等々が各々...

一番印象的なのは池部良の「戦前暗黒史観」すべては暗かったのか?というテーマで、本人としては楽しく学生生活を送っていたという。どの時代にもその時代の青春があり喜びがあることを再認識させられる。 月刊誌の連載を集めたものだが、36のテーマに対し30名程度の学者・作家・文化人等々が各々の価値観から回答するという形式で、やや保守的な側面はあるものの、様々な議論が展開されている。ただし、ここにある意見が全てではないし各テーマの掘り下げ方も弱いので、本書をキッカケに自分なりに調べて考えていく必要はあるだろう。

Posted by ブクログ

2021/02/14

知らないことが、たくさんあった。曖昧にしてきたことがすっきりするって大事だな。用語集とか出版されてないか調べてみよ。

Posted by ブクログ

2020/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書は「平成」の半ばあたり(2003~2004年=平成15~16年)に「月刊文藝春秋」で掲載された原稿のようで、「昭和」の時代、とりわけ戦争という角度から振り返ったものである。 父が子に教えるという設定となっているが、語り手は戦争をリアルに体験した世代であり、その子といっても当時40歳~50歳くらいとなるだろう。つまり戦争を知らない世代である。 現在、その戦争を知らない世代が父となり、その子が平成生まれ、令和生まれとなってきているのであり、現在の父はさらに子に「昭和史」は語りがたくなっているに違いない。すでに戦後75年となるのだ。 本書では、1930年(S5年)の「昭和恐慌」から終戦あたりまでを「第一部 戦前・戦中篇」とし、さらに「第二部 戦後篇」で1951年のサンフランシスコ講和条約締結あたりまでが扱われていた。 「満州事変」(関東軍による満鉄爆破)はどういう経緯で起きたのか。 「ニ・二六事件」という陸軍将校によるクーデターはどういう背景のもと起こったのか。 「南京大虐殺」は事実なのか、作られた歴史なのか。 「ノモンハン事件」「日独伊三国同盟」「従軍慰安婦」「真珠湾奇襲」など、単語としては知っていてもその経緯については、なかなか人に語れる知識はない。 そういうことを、戦争体験世代の、しかもそれを研究している大学の教授陣や作家が、語り、説明してくれているのである。そして本書の編集は、テーマが時代の流れに沿って編集されており、前後のテーマがリンクしあった内容となっているので、つながりを押えながら理解を深めていくことができるようになっている。 また、出来事だけでなく、「零戦」「戦艦大和」について語られたり、「特攻」とか「無条件降伏」とかの事実について語られたり、「東条英機」「近衛文麿」「マッカーサー」「吉田茂」などキーとなる人物について語られたりもしている。 さらには、漫画家・水木しげるさんの戦場での死と背中合わせの体験談、数学者・藤原正彦さんの満州から家族で引き揚げる九死に一生を得た体験、読売新聞の渡辺恒雄会長の共産党入党から離党を経ての思想遍歴などの語りなどは、非常にリアルでインパクトがあった。 戦後篇にも「昭和天皇の戦争責任」について、それにからむ「東京裁判」について、、「北方領土」の問題について、冷戦に発展する「朝鮮戦争」についてなど、昭和の時代の論点をダイジェスト的に学んでいくことができる。 自分の場合は、一読では、まだ基礎知識を補充したに過ぎず、もう少し知識を深める必要があるなと感じている。それでも効率的にキーワードを押えることができ、その概略を知ることができただけでも収穫ありと感じる。 二重、三重と知識を重ねていくことで、自信をもって「昭和」の時代を語れるようになれるのだろうと思う。

Posted by ブクログ

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