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経済学はなぜ間違え続けるのか マルクスもケインズも見逃した経済の2つの法則

木下栄蔵【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2009/05/25
JAN 9784198627355

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2012/02/27

私にとっては不況に種類があるとは認識していなかったのですが、この本の著者である木下氏によれば、通常経済と恐慌経済下における不況対策は異なったものになるとのことです。 選挙時に、財政出動(景気対策)か、財政再建かが論争になっていたことを記憶していますが、不況の種類に応じてその特...

私にとっては不況に種類があるとは認識していなかったのですが、この本の著者である木下氏によれば、通常経済と恐慌経済下における不況対策は異なったものになるとのことです。 選挙時に、財政出動(景気対策)か、財政再建かが論争になっていたことを記憶していますが、不況の種類に応じてその特効薬が異なるという考え方は、私にとっては新しいもので、参考になりました。日本を運営する方々にも理解していただいて、日本を良くする方向へ持っていって欲しいと思いました。 この本で付箋を貼った場所は多くありませんが、今までの考え方を見直す機会をあたえてくれた素晴らしい本でした。 以下は気になったポイントです。 ・日本経済は平成大不況(恐慌経済)を切り抜けて、2005年頃から通常経済に向かいつつあったが、グローバリゼーションのあおりを受けたことで、恐慌経済に戻ったので、2008年9月における政策は、麻生氏の主張する財政出動が効果がある(p17) ・緊縮財政と増税(年貢を20から30%へ)によって財政再建をした徳川吉宗の経済政策は長期不況となった、小泉構造改革やアルゼンチンでの改革も同様(p18) ・吉宗と同時期の享保年間に、尾張藩(徳川宗春)では財政出動による景気浮揚策を断行して、通常経済に戻った(p18) ・2001年の恐慌経済下では、小泉首相の取った構造改革・規制緩和・財政再建は誤った政策、財政出動と郵政民営化反対が正しかった(p24) ・かつての巨大建造物は、恐慌経済下における財政出動という公共事業であったと理解される、ナチスドイツのアウトバーン、万里の長城、古代ローマ・ギリシアの建造物等(p25) ・1972年当時の日本経済は高度経済成長下であったので、当時の政策としては、福田氏の財政再建が正しい政策で、田中氏の「日本列島改造論」は誤った政策(p27) ・古代サラセン、メソポタミア、インド、中国での成長の3条件は、1)資本の蓄積、2)商業の発達、3)技術革新、があったにも拘わらず近代資本主義が発生していない、その理由として、資本主義の精神(目的合理的精神、経済活動は美徳、金儲けは善)がある(p38) ・1990年代の大恐慌の日本を救ったのは、140兆円もの政府の財政出動による(p42) ・人類が経験した資産価値の大暴落は4回、1)17世紀前半(1635)のオランダチューリップ大暴落、2)18世紀前半(1711)の南海株式大暴落、3)1929年の株価大暴落、4)1990年の東京大暴落、である(p62) ・恐慌経済を立て直すには、財政出動が必要(企業が借金を返済するバランスシート不況となるため)、機能しなくなった金融を回復させるには金融機関に資金注入が必要(p123) ・民間資金需要の少ないときに民営化した、ゆうちょ銀行や東日本高速道路は他の民間企業を圧迫することになる、一方で中曽根政権下で断行されたJRは正しい政策であった(p124)

Posted by ブクログ

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