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思考する言語(下) 「ことばの意味」から人間性に迫る NHKブックス1132
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2009/04/27 |
JAN | 9784140911327 |
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思考する言語(下)
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
いやこれ、中までは読んでたんだけど下まではいってなかったんだよね。 中を読んだ何年かぶりにようやく読了しました。 感想としては、いやさすがピンカーとしか言えない。 専門的でありながらほんとにわかりやすくて、何より論理性がすごい。実にシャープな記述は、なんだか「機能美」を感じさせ...
いやこれ、中までは読んでたんだけど下まではいってなかったんだよね。 中を読んだ何年かぶりにようやく読了しました。 感想としては、いやさすがピンカーとしか言えない。 専門的でありながらほんとにわかりやすくて、何より論理性がすごい。実にシャープな記述は、なんだか「機能美」を感じさせる。 いやもう、いろいろと勉強になりました。 で、さらにうれしいのは巻末の解説。 これも網羅的でありながらただの要約ではなくて、いろんな知見に触れられる。 全巻読了後の「おさらい」として最適な教材。 本っていいなあと思わせてくれる。
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「思考する言語」下巻で扱われるのは、タブー語とほのめかし。個人的に特に面白かったのはタブー語で、タブー語とはどういうものかという話から始まって、タブー語をめぐっての意味論・語用論が繰り広げられる。とりわけ、「fuck you」の fuck という語が意味的にも統語法にもかなりの異...
「思考する言語」下巻で扱われるのは、タブー語とほのめかし。個人的に特に面白かったのはタブー語で、タブー語とはどういうものかという話から始まって、タブー語をめぐっての意味論・語用論が繰り広げられる。とりわけ、「fuck you」の fuck という語が意味的にも統語法にもかなりの異端児であるとういう話は面白い。 一文ごとの構文をとりあげる上巻と比べると、中~下巻ではかなり大雑把な話が中心になる。それだけに読み物としては面白いのだが、上~下巻全体として何が言いたいのかちょっとつかみにくくなってしまう。そこで、第9章で全体の議論をもう一度概観してくれているところは大変ありがたい。言語という視点から、人間の世界の見方がどのようになってくれるのかを示してくれる、スリリングな読み物だ。 ちょっと残念なのは、こちらの語学力の問題で、英語の例文を出されてもピンとこない点が多々あったところ。できれば、全て日本語の事例で読んでみたかった。その意味で、日本語での事例を補足してくれた解説は秀逸だと思う。
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[ 内容 ] なぜことばにタブーが存在するのか? fuck、shit、niggerといったタブー語を取り上げ、意味や用法の分析、情動に関わる脳の仕組みの考察から、なぜ人は特定の語に不快感を抱くのか、その複雑な心理を解明。 また、依頼表現や口説き文句の分析をもとに、ことばによる駆け...
[ 内容 ] なぜことばにタブーが存在するのか? fuck、shit、niggerといったタブー語を取り上げ、意味や用法の分析、情動に関わる脳の仕組みの考察から、なぜ人は特定の語に不快感を抱くのか、その複雑な心理を解明。 また、依頼表現や口説き文句の分析をもとに、ことばによる駆け引きで人間関係が調整される様を示し、他者の心理を巧みに推察する憶測のメカニズムに迫る。 ことばから人間の認知のクセを読み解くとともに、認知の限界をも超える、言語の無限の可能性を明らかにする。 [ 目次 ] 第7章 タブー語はなぜ存在するのか―人間感情の考察から(テレビでは口にできない七つの言葉 タブー語と脳―生物学的ルーツ 悪態はなぜ人を不快にするのか―タブー語の意味論 ほか) 第8章 「ほのめかし」による駆け引き―ことばと人間関係(人はなぜ間接表現を使うのか―「会話の推意」の考察から 「こちらには塩がないのですが…」― 依頼表現の戦略 いかに賄賂をほのめかすか―曖昧表現の効用と弊害 ほか) 第9章 「洞窟」から抜け出せ―言語の無限の可能性(言語から見た人間の本性 事物の概略的な認識 心のズームレンズによる空間把握 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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