とある縁でももって、早川いくをさんのご本をよむハメとなってしまった！ いやむろん、文句をいってるワケじゃなく、よい出逢いだったということです。 なんという奇天烈な生き物が此の世界に棲息していることか！ この本一冊で、ご飯三杯は食べられます（笑） ただ、これからの読者の方にひとことご注意を！ 早川いくをさんの本には「へんないきもの」と「またまたへんないきもの」というのがあり まして、本書はその二冊を合体させたものです。 そのあたりご注意され、購入されますように！

17：チアリーダー、キンチャクガニ 44：ボネリメシ、体積でオスはメスの20万分の１。体内に吸い込まれると子宮内で一生暮らす。海棲の無脊椎動物。 27：粘液銃とサイボーグ化されたシロアリ。 80：刺胞動物を食いちぎりその刺細胞を自分の武器にするウミウシ 86：指パッチンで小魚を気絶させるテッポウエビ 88：目の悪いテッポウエビとハゼの共棲。２匹と提携も。 112：敵対する親子を生き埋めにするプレーリードッグ 115：大食のラッコ、皮下脂肪がない 125：高級革製品になるメクラウナギ：体を「方結び」にして自分のぬめりを取る 132：ニチリンヒトデ、動きが早い、直径３メートルも。 136：ツメタガイの穿孔 138：木片を疑似餌につかうササゴイ 147：目から血のビーム、ツノトカゲ 182：目の離れ具合で優劣を競うシュモクアリ 210：赤い唇に「鼻毛」バッドフィッシュ 212：カギムシ　ある種ではオスの額に生殖器官がある。メスの尻に頭をつけて交尾（尾なのか？） 238：ネコカイチュウ、造形が独特。

友人が”息子に”と言って持ってきてくれた本だが、青少年は読んではいけない本です（笑） （と言いながら結局面白がって本人に渡す教育的配慮のない母。いや〜普段と違って食いつきのいいこといいこと。） 往年の名著「ワンダフル・ライフ」のような本を想像していたのだが全然違う（笑）一見科学図鑑、その実ブラックジョーク・下ネタありありのサブカルテイスト本。しかしなかなかどうして非常によく調べられており、時折ぽろっとかなり深いコメントが挟まれ、まっとうな顔つきのトンデモ本よりよっぽどまともな本である。