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去年ルノアールで 完全版
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去年ルノアールで 完全版
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商品レビュー
3.9
28件のお客様レビュー
探していたのを本屋で見つけた。 途中着いていけなくなったが、思い直して読んだら、最後まで楽しめた。 前半はやや苦しい。後半から乗ってくる。
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妄想文学の金字塔、という賞賛がこの著作には寄せられているらしい。中身に大笑いするといったものではないけど、忙しすぎる日々にこうした前向きでない姿勢に触れるのは病的自分への解毒剤と言えますね。社会の構成員全員が前向きになった社会は恐ろしい。
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読書日記タレント 山里亮太(2) 『去年ルノアールで』日常を面白くする妄想 2015/7/23付日本経済新聞 夕刊 学生時代から「週刊SPA!」の読者投稿欄「バカはサイレンで泣く」が好きで、選者の一員である文筆家のせきしろさんはどうしても会ってみたい人の一人だった。タレン...
読書日記タレント 山里亮太(2) 『去年ルノアールで』日常を面白くする妄想 2015/7/23付日本経済新聞 夕刊 学生時代から「週刊SPA!」の読者投稿欄「バカはサイレンで泣く」が好きで、選者の一員である文筆家のせきしろさんはどうしても会ってみたい人の一人だった。タレントになって、知人の紹介で夢がかなった。今ではラジオやイベントで共演するなど、公私ともに親しくしている。 一緒に過ごす時間が増えて分かったのだが、彼は日本最強の妄想の人だ。何も起きていないのに、一人でしょっちゅう、ニヤニヤしている。 そんな彼の妄想がつまったエッセーが『去年ルノアールで』(マガジンハウス)。毎日のように通う喫茶室ルノアールで見聞きしたことなどをきっかけに、妄想が果てしなく広がっていく。 たとえば、人気テレビ番組「笑点」。もし大喜利で使われている座布団が鉛でできていたら? うっかり「山田くん」が座布団を床に落としたら、鈍い音とともに番組を覆う緩い空気は一変するだろう。「あんな危ねえ座布団使っていやがったのか!」。視聴者は震え上がる……。 という具合に、大抵の場合、中身なんてない。ただ、面白いだけ。 せきしろさんは喫茶店で隣の客と目が合ったというだけで、20行も30行も文章を書く。ありふれた日常の出来事も彼の頭の中では、面白くなる。普通に生きていても、毎日が勝手にドラマチックになるのだ。 昔の僕は正直、本を読むのは面倒くさいと思っていた。だけど、せきしろさんの本を読んで読書の面白さを知った。「こういう風に考えることもできるのか」と他人の考え方に驚き、学べる。それが読書の醍醐味だ。
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