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少女病
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少女病
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
引き続き昔の文学を…の流れで、田山花袋作品を。 オーディオリスニングにて読める代表作をパラパラ(少女病、一兵卒、ネギ一束)と…代表して感想をここに記載。 うーん…ざっくりと言うとまあまあかなぁ… 個人的には、太宰治とか谷崎潤一郎とかの方が好みだったかなと。 率直に表現すると、...
引き続き昔の文学を…の流れで、田山花袋作品を。 オーディオリスニングにて読める代表作をパラパラ(少女病、一兵卒、ネギ一束)と…代表して感想をここに記載。 うーん…ざっくりと言うとまあまあかなぁ… 個人的には、太宰治とか谷崎潤一郎とかの方が好みだったかなと。 率直に表現すると、文章も内容もそこまで深みを感じないというか… この時代には新しかったのかもしれませんが、今読んだときにひときわ優れた何かが…というのは、正直自分は感じられなかったですm(_ _)m とはいえ、元々の目的だった「自然主義文学」を体験することはできたかなぁと。 あと、自分の仮説「夏目漱石以降は圧倒的に読みやすい説」は改めて正しいのかなぁと(´∀`) 森鴎外はムズかったけど、田山花袋はひとまず読めたので(笑) <印象に残った言葉> ・死と相面しては、いかなる勇者も戦慄する。 ・九月一日の遼陽攻撃は始まった。 <内容(「BOOK」データベースより)> 日本の自然主義文学運動の先駆けとなった作家、田山花袋の短編小説。初出は「太陽」[1907(明治40)年]。かつて少女小説の書き手として人気を博していた杉田古城は、現在では飽きられ、雑誌の編集でなんとか生活していた。その彼の唯一の楽しみは通勤電車で美しい女学生を見、妄想にふけることだった。変態的性欲をもった男の末路を描いている。
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マジで最高。 自慰が一般的でない時代にゴリゴリにオナニーしまくる既婚のロリコン男が、通勤の中央線で美少女に見惚れてる間に手を滑らして電車から転げて死ぬ話。 あいつ18.19ならまだしも37になってまだオナニーしてるらしいよって超ディスられる。 ---------- 君たちはぼくが本能万能説を抱いているのをいつも攻撃するけれど、実際、人間は本能がたいせつだよ。 ---------- 分かるよ。妄想も罪じゃない。オナニーだって罪じゃない。ただ、死んじゃダメだぞ! まじで最高。
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いつも同時刻に電車のホームでよく見かけるあの娘。一度気に掛けてからは、会うたびにその姿を観察してしまう。今日は何処へ行くのだろう、普段は何をしているんだろう。自分は妻子ある身だというのに-。 いつの時代にも“恋するおじさま”はいるようで。容姿から体の線までじっくり(じっとり?)...
いつも同時刻に電車のホームでよく見かけるあの娘。一度気に掛けてからは、会うたびにその姿を観察してしまう。今日は何処へ行くのだろう、普段は何をしているんだろう。自分は妻子ある身だというのに-。 いつの時代にも“恋するおじさま”はいるようで。容姿から体の線までじっくり(じっとり?)と観察する描写はこれでもかと言うほど変態的。流石です。 畳みかけるようなラストは衝撃すぎて、驚きを通り越して笑ってしまった。病は拗らすものじゃないですね。
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