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日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で

水村美苗【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2008/11/07
JAN 9784480814968

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商品レビュー

4

105件のお客様レビュー

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2023/12/19

うーん、思っていたより難しい内容でした。 多感な年頃に、親の仕事の都合で 海外での生活を余儀なくされた… という著者の境遇は、米原万里さんに似ていますね。 その境遇から英語嫌いになり、フランス語に傾倒し 帰国してからは日本語を使う作家になった。 そんな著者が書いた、日本語の過去と...

うーん、思っていたより難しい内容でした。 多感な年頃に、親の仕事の都合で 海外での生活を余儀なくされた… という著者の境遇は、米原万里さんに似ていますね。 その境遇から英語嫌いになり、フランス語に傾倒し 帰国してからは日本語を使う作家になった。 そんな著者が書いた、日本語の過去と未来の話。 いくら英語を拒絶しても 国際社会で意思疎通をしようと思ったら 英語を使うのがいちばんてっとりばやい。 少し前までは「英語なんて」と言っていた フランスの社会でも、 だんだんと英語の勉強をするようになってきた。 本当にねぇ…実際、 やっぱり一番意思疎通ができるのは、英語なんですよね。 第二外国語同士がコミュニケーションを とりたいと思った時に、 カタコトでも英語がわかるというのは大きい。 でも、私は英語以外の言語も好きだし もちろん日本語も大好きだし。 国際言語としての英語は英語として それぞれの国の言語を大切にすることも大切だと思います。 だいたい「英語」っつても、 強いのはアメリカ英語だしね〜。 『ハリー・ポッター』だって、イギリス英語から 翻訳されてアメリカで出版されてるんでしょう? そうそう、この本では、小説に関しても検証されています。 日本の小説が海外で評価を得られているのは 優れた翻訳があったから。 日本語で読める人の数が限られている以上 英語に訳してくれる人がいなければ 評価もしてもらいようがない。 英語で書く作家が「そのまま」評価対象になるのに それ以外の言語で書く作家は 自分の書いた言葉そのものでは評価してもらえない。 なんと不自由なことか! …というようなことも書かれています。 まぁ、確かにそうだけど、前向きに考えたら 「村上春樹の小説が原書で読みたいから 日本語を勉強したい」って人が これから増えてくるかもしれないじゃないですか! そのためにも、日本人も 日本語を大切にしなくっちゃ…ですね。

Posted by ブクログ

2023/02/11

エッセイと言い切れるほどではないし、評論というほど固いわけでもない。読後感は小説に近い。書かれていることが正しいとか善いとか、そういう基準ではなく、明快でおもしろく読める。 読み終わったあとは「本当にそうか?」と疑問に思うこともいろいろ頭に浮かぶけど、読んでるあいだはつい説得さ...

エッセイと言い切れるほどではないし、評論というほど固いわけでもない。読後感は小説に近い。書かれていることが正しいとか善いとか、そういう基準ではなく、明快でおもしろく読める。 読み終わったあとは「本当にそうか?」と疑問に思うこともいろいろ頭に浮かぶけど、読んでるあいだはつい説得されそうになる。されてもいいのだが。この説得力の源は小説的なものだと思う。物語のなかの殺人犯にも感情移入してしまうことがあるようなものというか。そこまで悪いたとえを出すことないが。

Posted by ブクログ

2022/08/01

異論はある。日本の経済力が落ちたとしても日本への移民が日本語を学び続けると言えるか(むろん日本文化を愛する移民は学び続けると思う)。あるいは安吾なら日本の伝統的文化が失われる(水村がまさに嘆く)光景をも「それが日本だ」と許容したのではないか。だが、そうした部分を孕みながらもほぼ徒...

異論はある。日本の経済力が落ちたとしても日本への移民が日本語を学び続けると言えるか(むろん日本文化を愛する移民は学び続けると思う)。あるいは安吾なら日本の伝統的文化が失われる(水村がまさに嘆く)光景をも「それが日本だ」と許容したのではないか。だが、そうした部分を孕みながらもほぼ徒手空拳で日本と日本文化を論じきったその力業には私も脱帽する(イヤミではなく)。水村の嘆きはなるほど反動的かもしれない。だが価値相対主義で「どんな文化も一緒」と済ませてしまう前に、本当に美しいものが消滅しうることに思いを馳せてみたい

Posted by ブクログ

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