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弓と禅

オイゲン・ヘリデル(著者), 稲富栄次郎(訳者), 上田武(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福村出版
発売年月日 1981/11/20
JAN 9784571300271

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商品レビュー

4.4

28件のお客様レビュー

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2021/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドイツ人の哲学者オイゲン・ヘリゲルが、弓道の修行を通して「禅」の本質に迫った過程を描いた叙述。 禅の本質とは「無心であること」であり、無心に至るための「道」(精神修行)として弓道が位置づけられると筆者は言う。精神統一、呼吸法、型といった形式が弓道において重視されるのも、それが無心に至るための一連の流れだからだと理解できる。 筆者を指導した師である阿波研造が、無心に達した状態において、矢を射るのは射手ではなく「”それ”が射る」と表現していたことは非常に興味深かった。 また、無心ということの真理は、決して言葉では伝えられるものではなく、経験したもののみにしか分からない。これは禅宗における”不立文字”という言葉にも象徴される。 このようなスピリチュアルな世界が本当にあるんだと思わせてくれる本だった。 無心についての深い考察や体験が書かれたこの叙述を読んでから、現代社会に目を向けてみると、自分も含めて今の現代人は色々と考えすぎなのかもしれないと思った。 頭で考えるばかりで、呼吸することを忘れ、感じることを忘れてしまっているような感じだ。 しかし、こうして記号の世界ばかりで生きていると、物事の真理にはたどり着けないのかもしれない、と最近よく思う。 無心になることは簡単ではない。それは阿波研造の言葉からも容易に想像がつく。 "あなたは無心であるように努力しています。無心になろうと意図するから、それ以上進めないのです。" たとえ無心になることはできなくとも、何も考えずにゆっくり呼吸だけをする時間を意識的に作っていきたいなと思った。 難解な文章も多く、決して読みやすいとは言えないが、どこか惹きつけられるようなそんな魅力を持った本だった。また読み返してみようと思う。

Posted by ブクログ

2020/10/20

 あのスティーブン.ジョブズ先生が愛読したというこの本。   さっそく読んでみましたが、、日本人なのに、深すぎてよくわからなかった。  ジョブズは、東洋哲学に興味をもっていて、「禅」などは、今世界中から注目されているので、せっかく日本に生まれたので、少しは勉強してみようと思いまし...

 あのスティーブン.ジョブズ先生が愛読したというこの本。   さっそく読んでみましたが、、日本人なのに、深すぎてよくわからなかった。  ジョブズは、東洋哲学に興味をもっていて、「禅」などは、今世界中から注目されているので、せっかく日本に生まれたので、少しは勉強してみようと思いました(笑)  ぜひぜひ、みなさんも読んでみてください!

Posted by ブクログ

2020/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1999年にドイツ人の知人からプレゼントしてもらった本。その時以来だから、20年ぶり2回目の読了。初回の読了時とは比べ物にならないぐらい、興奮してしまった。 本書の舞台は戦前日本。西洋哲学を帝国大学で教えるために来日したドイツ人講師が、弓道を通して日本の禅の考え方を習得していく体験記。 私自身、頻度は少ないものの高校生に弓道を教えることがあり、「外部コーチとして、射術(テクニック)の他に何を教えるべきか。」についてヒントが欲しくて、20年ぶりに本書を手に取りました。 本書に記載されている「それ」や「無我」は、今風かつ狭義に表すとしたら「ゾーン(超集中状態)」と言ったところでしょうか。ただ、「それ」や「無我」はスポーツにおけるパフォーマンスを高めるという観点だけではなく、「無我」状態を繰り返し実現することによって、より高い精神性を取得できる(=悟りの境地に近づける)ということも示唆しておりました。 人間が直面する個人的な諸問題。1つ1つ深堀して考えていくと、9割以上が自分に起因すると思っています。 自分のためにも他の人のためにも。もう少し、禅の考え方を深めていきたいな、と改めて感じました。

Posted by ブクログ

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