沢田は引越したその日に隣人の東大寺がホモだと知ってしまい、なるべく関わらないようにしようと思っていたのに、鍵を忘れて困っていたのを助けてもらって以来、今では合鍵を渡して毎朝起こしてもらう程の仲だ。しかしいつ見ても東大寺のお相手がとっかえひっかえなのに、自分には一切手を出してこないのが逆に気になりだして―！？全８編収録。 腰野さん３冊目ぐらいなんですが、全部こういう作風なんですね。相手の気持ちが分からなくてジタバタしてる、みたいな。私は他の作品とリンクしてるのが好きなので、表題作より『コンビニ店長と落ちる男』の方が良かったです。ちなみにこちらは『鮫島くんと笹原くん』というコミックとリンクしてます。BL界ではよくあることだけど、このコンビニ、ホモだらけだな(^_^.)　 しかし桜くんは可愛いなあー。『誤解の先』の部長、イイ人だなぁー。表題作は右手が２本生えてるコマがあったので探してみて下さい（笑）東大寺くんはどっちもイケそう（笑）

　しょっぱなは、２階から男が降ってきたコンビニ店長のお話。 　なかなかに夢のあるシチュエーションで、間男になったその男の人があんなことやらこんなことまでしてくれる。 　相手のことをいとしそうに語るその姿に 「自分のことをこんな風に思ってもらえたらなあ……」 　と店長の妄想がスイッチオン。 　そしてそのまま、おいしくちょうだいしてしまいました……と。 　空から降ってきた男の子に惚れてもらえるような機会なんてそうそうないと思うので、ステキな萌え漫画でした。 　他にもお隣さんに仲良くしてもらう話とか。 　職場の上司に手を出したら、やられる側になっちゃった話とか。 　いろいろ萌える話がたくさんあるので、是非とも読んでもらっていいと思います。 　ただ、少し、他の漫画に比べても字が多い＆小さい印象があるので、字を読みなれてない人には読みにくい、って感想になったりするのかなあ……と思ったりはします。

これが初めての腰乃さんだったかな。諸事情により見られると困る本なんかを処分ついでにレビュー書いてるんですが、これは、 「見られると困る本」 ですね…。理由はまあ、細部の描き込みというか。腰乃ワールドスゴイ。好き嫌いが分かれそう。私も、ムム、うーん、と思いつつも、結局全部読んでるような。面白い。リーマン上手い。あと絵が上手い。何と言うのか、美麗とは違うけれどポーズとか動きとかデフォルメ具合とかすごい。 「コンビニ店長と落ちる男」「熱の線上」ちょっとイマイチだったかも。 「誤解の先」卒業式に告って別れた。数年後、告った方のちっこい少年がおっきくなって部下になって再会。雪の日に倉庫に閉じ込められちゃう。これ大好き。 「よく考えよう」お金のない先輩と付け込む部下。 「隣りの」面白いけど誤解の先が好きすぎて。 「幸せなら手をつなごう」隣りのに出てきた彼が課長に酷い目に遭う、というか。課長体力あるんだかないんだか（笑）ドラマCDで檜山さんが確か課長をやってて飄々とした感じがすごく良かったんだよな。短いけど好きです。 「隣で」上の話の課長とのことが「隣の」の沢田にばれる話、というか。