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地球の長い午後 ハヤカワ文庫

ブライアン・オールディス(著者), 伊藤典夫(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1977/01/01
JAN 9784150102241

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商品レビュー

3.4

80件のお客様レビュー

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2010/05/28

地球は巨大植物が支配…

地球は巨大植物が支配する世界になってしまった。得たいの知れない凶暴な植物、いきいきと世界観を描写している。知識欲が旺盛なキノコに寄生された主人公が段々無知蒙昧から脱却するにしたがって、横暴になっていくような気がした。

文庫OFF

2024/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ポストヒューマンものとして、設定はかなり面白く「文明が崩壊し植物が支配する世界での人類の生存物語」はワクワクさせられる。 登場する植物や生態系もよく考えられており、特に序盤の世界観には引き込まれる。次々に登場する危険な生物との生存競争や、それらの多くが植物由来であることは今後の展開を期待させた。 常識外れの生物進化についても、最終盤で”銀河流”により生物種が混ざり合うことや種の伝播について説明がなされ、整合性をとっている。 序盤のリリヨーらの冒険からトイら次世代へのグループの継承、月へ渡ったリリヨーらが鳥人として新たな能力を獲得し、地球へ帰還しようとする部分までは疑問を感じることも無くワクワクして読み進めることができた。 その一方で、新たな能力を得て盛り上がったリリヨーら旧グループの動向が、地球に向かったきり一切無くなり、最後に取って付けたように存在感のない形で出てくることは期待外れで大いに不満だった。上手く伏線を生かせていないと思った。 私としては、リリヨーとグレンのダブル主人公のような形で物語が人類・鳥人の2つのストーリーが展開していく(2つの”眼”で世界が解き明かされていく)ものと期待していた。 また、中盤以降で登場人物(特にグレン)の知性が賢くなったり、愚かになったりすることにはかなりイラつかされた。アミガサタケが取り憑いた後でも、外れた後でも、行動に一貫性が無く、知性が宿ったようにもあまり見えず、共感できない。 急にヤトマーよりも無能になる(ヤトマーが賢くなったような)部分もあり、作品としての一貫性がない。 前半のワクワクで期待が高まった分、中盤から後半に掛けてのイライラが悪い意味でのギャップとなって作品全体の評価や印象は辛い物となった。

Posted by ブクログ

2024/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SFの中で一番好き。 ポンポンが哀れで、切なくて、凄く愛おしい。 ソーダル・イーは頭は良いのに、なんだか不自由で窮屈そうだった。 ポンポンフォーエバー。

Posted by ブクログ

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