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黒部の太陽

木本正次(著者)

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商品詳細

内容紹介 昭和30年代。電力不足の日本を救うため、人跡未踏の地で、巨大ダム「黒四」の建設が始まった。だが工事はトラブルの連続で、ついに「破砕帯」に遭遇、大出水に襲われる。もしこのまま工事が進まなければ、黒四ダムは完成しない。そのとき男たちは、いかにして困難に立ち向かったのか?徹底取材で描かれたノンフィクション・ノベルの傑作。フジ系列ドラマ化。
販売会社/発売会社 信濃毎日新聞社
発売年月日 1992/07/10
JAN 9784784092161

黒部の太陽

¥220

商品レビュー

3.2

27件のお客様レビュー

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2022/11/13

「高熱隧道」を読んだ後に本書「黒部の太陽」を読んだ。高熱隧道の方が、読んでいて引き込まれる作品だったので、本書は星3つ。 ※映画(黒部の太陽)は見てない。 今や、立山アルペンルートには、誰でも気軽にアクセスできるし、ダムを見に行く観光客でいつも賑やかだ。 難航時に向き合った先人...

「高熱隧道」を読んだ後に本書「黒部の太陽」を読んだ。高熱隧道の方が、読んでいて引き込まれる作品だったので、本書は星3つ。 ※映画(黒部の太陽)は見てない。 今や、立山アルペンルートには、誰でも気軽にアクセスできるし、ダムを見に行く観光客でいつも賑やかだ。 難航時に向き合った先人達がいることを肝に銘じたい。

Posted by ブクログ

2022/06/18

黒部の太陽 ------------ 初版が昭和39年です。 一度、廃刊になって、その後、復刊となりました。 ------------ 【後書き】 著者が振り返っています。 著者が畏友とする司馬遼太郎氏の祝辞です。 「文学にはすべて原典というものがある。原典を書くということは...

黒部の太陽 ------------ 初版が昭和39年です。 一度、廃刊になって、その後、復刊となりました。 ------------ 【後書き】 著者が振り返っています。 著者が畏友とする司馬遼太郎氏の祝辞です。 「文学にはすべて原典というものがある。原典を書くということは文学者すべての念願なのだが、木本氏 はそれを本書で果たされた。二〇世紀の神話と謳われる黒四の工事については、後世いろんな文学作品や 著述が生まれるだろうが、その原典として、その人たちは本書を必ずひもとかねばならない。同じ文学の 道にたずさわるものとして、まことにうらやましい限りである」 ------------ 【黒四ダム】 工期7年長、総動員数1,000万人。 工事費500億円超。 施主.関西電力の当時の資本金100億円の5倍の規模です。 施工は、大成、間、佐藤工業、熊谷組です。 【工事の始まり】 前人未踏の大工事です。 そのため、施工会社は見積もりすらできません。 施工会社は、関西電力からの申し入れ、嘆願を受け入れ、言い値で施工を開始せざるをえませんでした。 ふもとの村に資材をおくための用地交渉、買い取り。 ここから難航します。 地縁がある地元の人は、土地を手放したくないためです。 【雪との戦い】 過去の黒部第一から第三のダムの工事では、雪崩にあい、宿舎ごと流された痛ましい事故がありました。 そのことを鑑み、頑丈はもちろん、衛生上にも申し分の無い施設をつくり、施工スタッフを迎えよう!という関西電力の気持ちも描かれています。 ------------ 【印象に残るシーン】 1.施工会社大成建設 責任者自身が事故、そして1年近くの入院されました。 急死に一生の状況でした。 この方は、その後取締役として、安全面を担当されたとのことです。 2.関西電力の当時の社長 この難工事が社長の揺るぎない信念で支えられていたこともわかります。 また、なぜその信念を持ちつづけられたのか?の背景も理解できます。 多くの難関に対して、一切ひるまず「金は気にするな。安全とそして国民の生活に電力を」の姿勢を貫かれました。 当時の滋賀県、奈良県の全域の電力をカバーする黒四工事。 トップのリーダーシップ、生き様がみてとれます。 3.破砕帯 1秒間に500リットル以上の地下水が吹き出した難所。 この難所に挑んだのが、トンネル、ダムの名施工の笹島組です。 40代の若き親方社長の「突破できる」の信念、そして7か月に及ぶ水抜きがあってのトンネル貫通でした。 映像と違い、文字で味わうノンフィクションの世界。 私は、好きです。

Posted by ブクログ

2022/04/26

利益をただ追求するのではなく、日本の発展のために、会社全体で困難な工事に取り組む姿に感銘を受けた。命懸けで頑張ってくれた人がいたからこそ、今の日本があるのだと知った。

Posted by ブクログ

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