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妖女サイベルの呼び声 ハヤカワ文庫FT

パトリシア・A.マキリップ(著者), 佐藤高子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1979/02/28
JAN 9784150200015

妖女サイベルの呼び声

¥770

商品レビュー

4.4

39件のお客様レビュー

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2022/10/29

漫画版を読んでいて難解であまりよくわからなかったのですが、原作の小説ではいろいろと想いが綴られていて謎だった部分が理解できたかもしれません。 サイベルが愛や憎しみといった感情を芽生えさせて大団円となります。名前を呼びかけて獣を縛るというファンタジー大好きですね。

Posted by ブクログ

2022/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

珍しく出ました星★5つでございます! 面白い。文句ないファンタジーの楽しさがあり、筋書きは通り一遍でなく、最後まで楽しめる。 本書はファンタジーの舞台において 氷の心と言われた魔術師サイベルが、 様々な出来事を通じて 人間らしい豊かな心を獲得していく冒険物語である。 岡野玲子の忠実な漫画版が素晴らしくて 原作も読んでみたのだが、 小説では、よりはっきりとサイベルが変化する様子がわかる。 孤高の誇りしか知らなかった彼女は 子供への愛を知り、 男への愛を知り、 絶望や懇願や泣くという例のない体験を次々にすることになる。無知で無垢に育った彼女はまた憎悪と復讐にとらわれ、大魔王のような権力を揮う欲望に滅ぼそうとする。 ドラマチックですね。もともとサイベルは少女らしいところが全然なく、感情の起伏に乏しいので淡々と書いてあるのだけど、なんというツンデレでしょう。 サイベルの氷の心を溶かし歓びを与えることができるのは完全無欠の王子様というべきコーレン。 本書は大人の女が読んでこそ面白いのではないかと思う。 戦いを前に起こったサイベルの変心、ブラモアとライラレンの謎ときは漫画版では良くわからなかった部分も小説ではっきりして、非常に感心した。 哲学的な含意があり、深みがある。

Posted by ブクログ

2021/11/02

1975年世界幻想文学大賞受賞作品。魔術や心を通わせるけものたち、王位継承をめぐる権力争いなど、美しい映像が浮かぶ、どファンタジー。しかしよくある群像劇ではなく、一人の女性の情念をめぐる、静謐な雰囲気の物語。心理描写に優れた語り口に引き込まれ、男女に限らず親子愛や友情のような様々...

1975年世界幻想文学大賞受賞作品。魔術や心を通わせるけものたち、王位継承をめぐる権力争いなど、美しい映像が浮かぶ、どファンタジー。しかしよくある群像劇ではなく、一人の女性の情念をめぐる、静謐な雰囲気の物語。心理描写に優れた語り口に引き込まれ、男女に限らず親子愛や友情のような様々な形の愛憎を巧みに描いていて、強く感情を揺さぶられた。女性作家ならではの魅力とともに、ファンタジーというジャンルが描ける人間の側面の、幅の広さというものを改めて実感。徐々にピースがきれいに収まって一幅の精彩な絵画が出来上がっていくような、見事な物語のたたみ方にも感動した。

Posted by ブクログ

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