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青春は美わし 新潮文庫

ヘルマンヘッセ【著】, 高橋健二【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1992/12/01
JAN 9784102001042

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青春は美わし

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商品レビュー

3.7

21件のお客様レビュー

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2010/05/28

若者たちのバイブル「…

若者たちのバイブル「車輪の下」で知られるヘッセの、傑作短編集。まばゆい要綱に照らされた、2度とは帰らない美しい日々。

文庫OFF

2024/02/28

青春は美わしの方でアンナに対して「特に美しくない」などとあくまで自分が選別する側かのように言っていたのが少し嫌だったけど、恋をするときって確かにそういう傲慢さがあるかもなって思った。 片思いをしている、いわば相手に弱みを握られているような状態なのに好意を抱く女の子2人を同時に遊び...

青春は美わしの方でアンナに対して「特に美しくない」などとあくまで自分が選別する側かのように言っていたのが少し嫌だったけど、恋をするときって確かにそういう傲慢さがあるかもなって思った。 片思いをしている、いわば相手に弱みを握られているような状態なのに好意を抱く女の子2人を同時に遊びに誘ったり割とやりたい放題で笑っちゃう。 久しぶりに帰ってきた故郷で見て感じたことや失恋を経て主人公の青春時代が終わることの切なさを感じられた。 故郷という変わらないものと変わりゆく主人公の対比みたいなのがよかった。 ラストを読んで主人公にとって青春は花火みたいなものだったんだろうなと、美しい。 個人的にはラテン語学生の方が好き。 恋をすることで急に仲間との関係を断ち詩に触れるようになったり、恋に正直というか、その純真さが良かった。 ティーネの優しさと冷静さがあったからこそカールはこの恋によって拗れずにいれたんだと思う。 そしてティーネの婚約者への献身的な愛に対して、ティーネに恋したばかりの頃の純粋さを無くさずに素直に学びを得たと感じられるのがカールはすごいと思った。 青春時代の1つの恋に固執せず、あくまで経験として、これからの人生に希望を与える存在として失恋が描かれているように感じて読後はすっきりとした気持ちになった。

Posted by ブクログ

2021/10/29

純粋な青年の恋心をテーマとした短編『青春は美わし』『ラテン語学校』の2編を収録。どちらの作品も、けっして報われることのない片想いをしている青年の姿が描かれており、読んでいる私も同情してしまうほど悲しい青春である。綺麗な情景描写などはさすがであったが、残念ながらこの2作品に関しては...

純粋な青年の恋心をテーマとした短編『青春は美わし』『ラテン語学校』の2編を収録。どちらの作品も、けっして報われることのない片想いをしている青年の姿が描かれており、読んでいる私も同情してしまうほど悲しい青春である。綺麗な情景描写などはさすがであったが、残念ながらこの2作品に関しては文学的な味わいはまったく感じられなかった。

Posted by ブクログ

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