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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/10/10 |
JAN | 9784480423801 |
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「読み」の整理学
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「読み」の整理学
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商品レビュー
3.9
105件のお客様レビュー
既に知っている事を読むα読み、未知の事を読むβ読み、というふうに読み方を2種類に分けた上で、未知のことを読む読み方を鍛えるには?を考察した本。 「知っていることを読んだってしょうがない」という意見には、頷ける時とそうじゃない時があるんじゃないの?と思いながら読んだけど、とは言え...
既に知っている事を読むα読み、未知の事を読むβ読み、というふうに読み方を2種類に分けた上で、未知のことを読む読み方を鍛えるには?を考察した本。 「知っていることを読んだってしょうがない」という意見には、頷ける時とそうじゃない時があるんじゃないの?と思いながら読んだけど、とは言え、未知の世界に手を伸ばすのは難しいし挫折することもあるけど、楽しい。 実際には、著者も言うように、既知と未知が混在した情報を読むことが多く、割合としてどちらが多いのかで、いずれかの読みに寄るのだと思うけど……。うーん、確かに時間をおいて再び読むとわかるようになることもあるし、古典と呼ばれるものなんかも何度も読むたびに面白いと感じる部分が変わるけれど、それは人生経験を得て既知の情報が増えて、β読みからα読みになっただけのようにも思える。 この本も、何度も「実はよくわからん所があるんだよね」と思いながら読んでいたら、いつか、丸ごとわかるようになるのだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本書は、読書のテクニックを紹介するハウツーものではなく、むしろ読書の「心構え」を説くものだ。 著者の批判するように、たのしいアルファー読みに私は終始し、忍耐のいるベーター読みをいままで一切したことがない。大学生としてあるまじきことだ。恥ずかしい。 しかし未知のものを学習するのが勉強なら、ベーター読みがなんとしても必要だ。示される方法は昔ながらの王道に徹している。すなわち古典を時間をかけてくりかえしくりかえし読むこと。生ぬるい読書しかしてこなかった私にはかなり忍耐力のいるつらいやり方だが、これしか道はないのだと覚悟を決めさせられた。 ただ、著者の態度は独断的な懐古主義に映るところも多い。なぜなら読書をめぐる歴史的な記述にデータが一切示されず、著者の推測・仮説の域を出ていないと感じさせるからだ。またアルファー読み・ベーター読みと言語習得との関係については大変興味深いが、現代の発達心理学などの科学的立場からすると正しいのだろうか。真偽は不明だ。 ところで、これから個人的に読もうと思った本は、大学の講義で知ったプラトンと荀子、あとは近代文学・古典文学・海外文学の名著だ。少なくとも1冊を3回は読まねばならないし、図書館で借りるのではなく自腹で買って、なるべくむずかしい岩波文庫などを選ぶべつもりだ。
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「思考の整理学」で知られている著者の作品。「読書の方法」の加筆、修正版になる。 既知の読み「アルファー読み」、未知の読み「ベーター読み」の二つの読み方を定義づけ、子供の言語力の基盤、作品の古典化、本というのは本来、読み手がどのように学びを得るかが読み方ということがわかる一冊。 こ...
「思考の整理学」で知られている著者の作品。「読書の方法」の加筆、修正版になる。 既知の読み「アルファー読み」、未知の読み「ベーター読み」の二つの読み方を定義づけ、子供の言語力の基盤、作品の古典化、本というのは本来、読み手がどのように学びを得るかが読み方ということがわかる一冊。 この本もまさに繰り返し読むことで気付きを得られる「古典」になりうる作品と感じた。
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