主人公は見世物小屋の男。 一つ目小僧を捕まえて見世物にして一儲けしようとするが…。 物語自体にオチがあって面白い絵本。 幼い子には理解するのが難しい内容かもしれないが、ちょっと不気味な世界に触れられる絵本。 【ママ評価】★★★★★ 表紙から‘ひとつめ’の子どもが描かれていて、ちょっと怖いけど怖すぎない興味をそそられる絵本。 おばけとか妖怪とかの怖そうな感じがあるんだけど、子どもが笑っていて楽しそうな感じが和らげてくれている。 何より絵と内容がすごく合っているのが良い。 和紙をちぎったような和風の表現が、タイトルから人物までどこまでもマッチしている。 表紙の背景の若草色もなんだか良い感じ。 せなけいこさんの絵本で個人的にナンバーワンの世界観。 そして、話自体がとても面白い。 全っ然知らないけど、落語とか寄席とかで話されてそうなオチがある感じの物語が新鮮だった。 幼い子ども向けかはわからないし、幼稚園児とかでも理解できるのかわからないけど、あまり出会わない世界観に触れられるのが新鮮で良い気がする。 物語自体は小学生くらいなら理解できるのでは、と思うような内容。 【息子評価】★★★ ちょっと怖い感じが伝わったのか、笑わず聞いていた。 少し戸惑っていたような気さえする。 話は少し長めだけど、ちゃんと集中して最後まで聞いていた。 けど、繰り返し読みたがることもなかった。 やっぱりちょっと不気味なのかな。 でもそんな新しい世界観に触れられる良い絵本だと思う。 2歳3ヶ月