上勝町のニュースはどこかで見たような気がしたので　読んでみました。 葉っぱビジネスがこのように始まったのですね。 過疎の町が元気になっていく様子が描かれていました。 どこの町でもできそうだけど　この中心部なるような人がいないとダメなのでしょうね。 とは言え　多くの地方では　高齢化が進み　大変な場所が多いので　真似できる点は真似して　元気な高齢者が増えると良いですね。

何度読んでも感動する。 山で採取した葉っぱを商品化し、地域の活性化を目指す実践記である。葉っぱを売ること農村部の活性化や農家の収入増加につながったのはもちろん、地方創生に向けて新たな視点やアプローチを提示している。また、多くの人々が課題に感じる地方活性化の問題を、実践的な視点から考えることができる良書である。

過疎化が進む徳島県の上勝町が葉っぱを売る事業を成功させた「彩」による躍進と、その上勝ブランドを築き上げた立役者横石氏の自伝的な一冊。 とにかくマーケット感覚が凄い。高齢化が進む上勝町の中で常に高齢者でも女性でも扱えるビジネスはないかと模索していた横石氏。そんなある時、料亭で食事中に女性3人がツマの葉っぱがかわいい綺麗だと喜んでいる姿を見ただけで、これはビジネスになる、と気が付けた能力。なんでもない身の周りのものに価値を見出せた事がその後の成功に繋がったと思う。 横石氏ひとり居なくなるだけで傾く事業という危うさもあるが、それだけ氏が尽力し影響を町全体に与えていた証拠でもある。ひとりの力でもそれだけのことが成し遂げられるというのは凄いの一言。