1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

寺田寅彦随筆集(2) 岩波文庫

寺田寅彦(著者), 小宮豊隆(著者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥770

¥385 定価より385円(50%)おトク

獲得ポイント3P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/23(火)~4/28(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 1993/03/01
JAN 9784003103722

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/23(火)~4/28(日)

寺田寅彦随筆集(2)

¥385

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/01/26

『寺田寅彦随筆集 第二巻』(小宮豊隆編,岩波文庫 1947年9月第1刷,1964年1月第22刷改版,2015年5月第87刷)を読んだ感想。 少しづつ読み進めて第二巻を読み終えた。第一巻では寺田寅彦の視点の鋭さと文章の行き方に舌を巻いてばかりだったが、第二巻は突っ込みどころ満載、真...

『寺田寅彦随筆集 第二巻』(小宮豊隆編,岩波文庫 1947年9月第1刷,1964年1月第22刷改版,2015年5月第87刷)を読んだ感想。 少しづつ読み進めて第二巻を読み終えた。第一巻では寺田寅彦の視点の鋭さと文章の行き方に舌を巻いてばかりだったが、第二巻は突っ込みどころ満載、真面目なのかふざけて書いているのか判らない箇所も多く、かなり面白い。実際笑える。抱腹絶倒と言うてもさほど大袈裟ではなかろうと思う。 先づ『比較言語学における統計的研究法の可能性について』を一つのヤマと見ることができる。この編の中の表で、 beat : butu laugh : warahu などと比較しているので怪しみつつ見ていくと、 tray : tarai mattress : musiro と来た。いやそれはないだろうと思う。 この辺りが真面目だかふざけているのか判らないところです。 この編に就いては、雑な研究でも尤もらしい体裁を整えて発表すると真実らしく罷り通ってしまう事を戒める逆説として受け取ったが、どうであろう。 この編の前後の編にもポツリポツリと「言語比較」が出て来るのが効いているところで第二巻最大のヤマ『ルクレチウスと科学』に差し掛かる。 この編はルクレチウスの『物の本質について』を読み感銘を受けた寺田によるその解説です。時代を超越するルクレチウスの科学的精神と方法は、科学的知識が増進した当代の我我にも大いに裨益するところがあるとする主旨で、概ね肯けるが、「マットレス―ムシロ」の無理矢理感か頭に残っている事もあり、幾らか贔屓目の無理筋擁護に感じられる。 『映画時代』にはアメリカの事柄やジャズに就いてさらりと酷い事が書いてある。この辺り寺田の人間味が垣間見られる様で面白い。 『怪異考』と『化け物の進化』は怪奇現象や妖怪に就いての短い論考で、親しみやすい内容で楽しめた。特に鎌鼬の条、気圧の低下でそう簡単に人間の皮膚がスパスパ切れてたまるかと常日頃から思うて居たので、少し溜飲が下がった。 他、過去や追憶を描く文章はいつもながらうまい。名品『子猫』も収録。大いに楽しめた。

Posted by ブクログ

2023/02/11

 本書を読んでいる期間中にコロナに感染。どこからもらったのかまったく不明。退職してから,たくさんの人に会うこともないし,せいぜいが喫茶店とホームセンターといつもの商店に行ったくらい。まったくかかるときには罹るんですね。  そんなわけで,なんとなく記念する本となった寺田寅彦の随筆集...

 本書を読んでいる期間中にコロナに感染。どこからもらったのかまったく不明。退職してから,たくさんの人に会うこともないし,せいぜいが喫茶店とホームセンターといつもの商店に行ったくらい。まったくかかるときには罹るんですね。  そんなわけで,なんとなく記念する本となった寺田寅彦の随筆集の第2巻である。  この随筆集は,発表年順にまとめられているのだが,本書は,大正11年4月の発表した「蓄音機」から,昭和6年の「時事雑感」が収められている。  特に興味の持ったのは「蓄音機」,そしてなんといっても「ルクレチウスと科学」だ。他にも寅彦ならではの視点がいっぱいで,読んでいて、大変刺激的だ。  たとえば「相対性原理側面観」の次の文章は,寅彦しか書けまい。 私はどんなにむつかしい理論でもそれが「物理学」に関したものである限り,素人にどうしてもなんらかの説明をもする事もできないほどにむつかしいものがあるとは信じられない。もしあったらそれは少なくも物理でないといったような心持ちがする。/少なくもわれわれ素人がベートーヴェンの曲を味わうと類した程度に,相対性原理を味わうことはだれにも不可能ではなく,またそういう程度に味わう事がそれほど悪い事でもないと思う。(74ぺ)

Posted by ブクログ

2021/09/28

1巻と比べて科学的なものが中心になっている。 科学者として見た世界。様々な疑問に理路整然と議論を投げかける。 当時の知識人に見られたありきたりな社会批判も幾つか散見される。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品