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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2005/10/01 |
JAN | 9784102010204 |
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虐げられた人びと
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虐げられた人びと
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商品レビュー
4.2
27件のお客様レビュー
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今まで読んできたドストエフスキーの中では一番読みやすかったかもしれない。 一冊しかないし、後半は怒涛の展開で一気に読めた。 謎の老人と老犬が死ぬという衝撃的な場面から始まり、いろんなことが繋がって、最後に見事にまとまる様はミステリを読んでるときのような面白さがあった。 公爵はわかりやすくサイコパスでわかりやすくすっごい嫌な奴だった。 アリョーシャも良く言えば天真爛漫だけど、悪く言えば嘘つきで意志薄弱でものすごいばか。 このアリョーシャをなんでカーチャとナターシャは取り合ってるんだ…ってとこが一番理解できなかった。 私だったら絶対にこんな人いや…最初は、イケメンだし素直でかわいい〜!とか思ったとしてもこんな性格だってわかったらその時点ですぐ別れたい。 ネリーに関しては最初から最後まであまりにも悲惨で、まさに『虐げられた人びと』というタイトルが合っていて辛かった。 これを執筆している主人公のワーニャも瀕死の床にある状態なわけだからこのラストの後に死ぬことになるんだろうし、いたるところに死があり、報われない気持ちがすごくて読了後に良い気分になれる話ではない。 ワーニャは今まで読んだドストエフスキー作品の登場人物のなかではいわゆる『普通』に一番近く、優しい人だったような気がする。
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1861年 現在と過去の同じ様な悲恋が重なり繋がり、 悲しい犠牲を伴いながらも解決され、明るい未来へ! NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n7b3e00fef092?magazine_key=m95e2f346041d 序盤はちまちまと読み進めて、 中盤からハマってきてスピード上がる。 語り手の私、ワーニャ。いろんな人の相談や仲介役で大変そ〜。みんなに好かれ、頼りにされてる。良いやつや〜。(IWGPのマコトを思い出す。そんなキャラだったよーな?) 一番自分に似てるのはアリョーシャかな。子供っぽい無邪気さ。客観的に見ると問題あるなーと思うわ。でも共感できる気がする。 ナターシャとカーチャは共にしっかりしてるなー、カーチャなんかまだ10代だったような。まあ全体的に、思ったより若かった気がするが。 問題のワルコフスキー公爵。強欲で狡猾、金があり権力があり頭も良い、こんな奴勝てる気せん笑 絶対上手く利用されて捨てられる笑 その点、ワーニャの旧友マスロボーエフはなんか良いな〜頼れそう。公爵相手に負け気味ではあったが期待できる。 あとは、ネリーか。悲しみの天使よ。悲劇を救う立役者。出来るなら、イフメーネフの家にネリーがいて、ワーニャとナターシャが一緒になり、時折りマスロボーエフカップルが遊びに来るのが理想。そして、ネリーの呪いがワルコフスキーに効いて没落すれば万々歳か。 あまり関係ないけど、ちょこっとフリーメーソンやロスチャイルドの名が出てきて、都市伝説好きとしては反応しちゃう。どんな存在だったのか、それぞれ一回ずつしか出てこないから、あまり分からないけど。 あとパリの変態の話。あの典型的な裸にコートのやつ。この頃からあったんだなーと感慨深い。
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最後は一気に読み上げた。ネリーという言葉のパワーが随所で伝わってきた。ドストエフスキー作品にしては珍しく爽やかな終わり方。後半の盛り上がりやナターシャの心情描写が素晴らしい。
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