愛するディックを復讐の連鎖から解放したい一心で宿敵コルブスの逮捕を誓い、捜査を続けるFBI捜査官のユウト。ついにコルブスと対峙した時現れたディックがコルブスの銃弾に倒れ・・・！？ えーーー、ちょっと！！メインキャラの本名がとうとう明かされずに終わるってありなの！？知ってどうなるものでもないけど、ここまで読んできたからには知りたい！！と思っちゃうじゃないよー(>_<) しかし思ってたよりハイデンが良いヤツだったり、ロブは正真正銘良いヤツなのに幸せになれなかったり（まあ主役二人がくっつきゃ必然的にあぶれるんだが・・・）、コルブスが可哀そうに思えてしまったり・・・色々と楽しかったです(>_<)おススメ！！ でも初版だからと思いたいけど最後ユウトがディックに会いに行くとこ、ユウトと書かれるべきとこがディックになってたのは・・・大事なとこよ！しっかりして！！と思った・・・。でもやっぱりおススメ！！！

作者の後書き通り、カタルシスを感じられて満足。 推しのロブがseason2で新キャラと結ばれるとのことなので、非常に楽しみ。 ユウトとは良い友人関係に収まったみたいで少し悲しいけど。 他の方も書いてるように、ディックよりロブの方が魅力的だと個人的には思う。

シリーズ完結巻。 ディックとユウト、そしてコルブスの結末は一体どうなってしまうのか……とドキドキしながら夢中でページをめくりました。 BLというにはあまりにBL色が薄く、うっかりしてると恋愛ものだというのを忘れてしまうのが難点、というほど楽しく読ませてもらいました。 ラストが割と想像通りだったのは、ちょっと物足りないな……という気がしましたが、それでも十分に心理描写などにも力を入れていたので満足です。 結局最終的には絡まった糸はこうするほかなかった感がありましたが、なんともコルブスが憎めないやつで可哀想でした。 ディックと似たような境遇にあっても、触れる人間が違えばこんな結末にはならなかったかもしれないと思うと、なんとも切ないです。 そして相変わらずユウトの詰めが甘く、この巻に関してはもう完全にピー○姫でしたが、そう思ったら大して苛つくこともなく、逆にちょっと可愛い……とさえ思えてくる不思議。 庇護欲をそそるって、こういうことか(笑) 個人的に、最後までディックよりもロブとネトに萌え滾っていたので、本編CPにそこまでのめり込めなかったというのが本音のところ。 とはいえ、漸くなんのしがらみもなく自由に愛し合えるふたりを見てほっとしました。 犬にユウトの名前をこっそりつけてるディック、なんていじらしいのでしょう……。 お幸せに～。