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安全・領土・人口 コレージュ・ド・フラン
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ミシェル・フーコー講義集成7 ─安全・領土・人口 (和書)2013年02月22日 15:29 2007 筑摩書房 ミシェル・フーコー, 高桑 和巳 印象に残ったところ 『・・・というのも狂気は存在するが何ほどのものではないと現象学は言うけれども、じつは言わなければならないの...
ミシェル・フーコー講義集成7 ─安全・領土・人口 (和書)2013年02月22日 15:29 2007 筑摩書房 ミシェル・フーコー, 高桑 和巳 印象に残ったところ 『・・・というのも狂気は存在するが何ほどのものではないと現象学は言うけれども、じつは言わなければならないのはその反対で「狂気は存在しない」が、だからと言って何でもないわけではないということだからだ。・・・』 参考書 マキャベリ「君主論」、ルソー「社会契約論」 「君主論」はハワード・ジンの本にもでてきた。だいぶ前に読んだので再読したい。「社会契約論」は未読。図書館で予約してみた。 取り敢えずあと一冊でこのシリーズの既刊は読み終わる。フーコーの思考集成も読んでみたい。読書時間を増やすために早起きの習慣を付けたい。朝読むのだ。村上春樹は朝2時ぐらいに起きて活動するらしい。見習いたい。
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はい、これも長らく積ん読にありました。 フーコーの1976年の「性の歴史1」と1984年「性の歴史2」の間は空白ではなく、フーコーの思想が限界まで深まりつつ、なんどかの転換が生じた極めて活発で、スリリングな時期だったことが分かってきている。その思索は著書としてはまとまらなかった...
はい、これも長らく積ん読にありました。 フーコーの1976年の「性の歴史1」と1984年「性の歴史2」の間は空白ではなく、フーコーの思想が限界まで深まりつつ、なんどかの転換が生じた極めて活発で、スリリングな時期だったことが分かってきている。その思索は著書としてはまとまらなかったけど、コレージュドフランスの講義では、かなり膨大な量の思考プロセスが残っている。 フーコーの空白時期の前半のキーワードは、「生政治」「統治性」(後半のキーワードは、「主体性」「真理の勇気(パレーシア)」)で、その思考のピークは、79年の「生政治の誕生」である。ここでは、めずらしく現代社会の分析も含まれているようだ。 で、その「生政治の誕生」は、前年の「安全・領土・人口」と直接的につながっていて、それは、さらに2年前の76年の「社会は防衛しなければならない 」からつながっているらしいので、そこからぼちぼちと講義録を読んでいる。 まあ、難解ではあるのだけど、オープンな講義なので、なんとかついて行ける範囲にある。また、フーコーの語り口から、なんとなく、ユーモアとか、優しさが伝わってきて、結構、楽しい。40年近く前のパリに毎週講義に通える気分になれるので、本の値段も高いけど、時と場所を超えた旅行代と考えれば、やすいものである。 とくに、この年の講義は、政治経済の世界で、そこそこ知っている話しもあって、個人的には読みやすい。 フーコーも、テーマが最初に言っていたものと徐々に変化していったりして、まさに新しい思想ができているときに立会っている感が伝わってくる。 もしかすると、社会科学系の人がフーコーを読むときの最初の1冊は、この「安全・領土・人口」かも、とすら思った。
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要約だけ読んだ。特に新しい発見があるという訳でもない.... ただし哲学とは真理の政治学である、という言葉はすき。
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