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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館/小学館 |
発売年月日 | 2006/07/01 |
JAN | 9784093897310 |
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日米開戦の真実
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日米開戦の真実
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
序文でグッとくる。 帝国主義国として自ら植民地を獲得するか、劣等人種として欧米列強の植民地となるか二択の状況、植民地を解放するために一時的に植民地にする民族的自己欺瞞の罠。 中国という利権に参入しようとするアメリカと敵対 1941年12月開戦直後、戦争の目的と開戦に至った経緯、開...
序文でグッとくる。 帝国主義国として自ら植民地を獲得するか、劣等人種として欧米列強の植民地となるか二択の状況、植民地を解放するために一時的に植民地にする民族的自己欺瞞の罠。 中国という利権に参入しようとするアメリカと敵対 1941年12月開戦直後、戦争の目的と開戦に至った経緯、開戦の正当性を、政府による説明の試みとしてのNHKラジオ連続講演全12回 帝国主義の時代において戦争は不可避 個人に運不運があるように、国家や民族にも運不運がある。太平洋の向こう側にアメリカという、急速に発展を遂げる帝国主義国を持った日本は地政学的に運が悪かったのである。そしてアメリカの本質は現在も変化していない。しかも中国が急速に国力をつけ日本の潜在的脅威となりつつある。21世紀、日本を取り巻く環境が冷戦時代はもとより、太平洋戦争前よりも悪くなっていく可能性は十分ある。 地政学的な運の悪さをインテリジェンスによって克服した例が世界にはいくつかある。
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太平洋戦争開戦直後の大川周明のラジオ講演の筆記録『米英東亜侵略史』を佐藤優の解説付きで復刻したもの. 1章と3章がそれぞれ復刻の米国東亜侵略史,英国東亜侵略史であり,脚注がついている.ラジオ講演ということで平易に書かれているが,かといって今時のテレビ等と比べれば理路整然としてレベ...
太平洋戦争開戦直後の大川周明のラジオ講演の筆記録『米英東亜侵略史』を佐藤優の解説付きで復刻したもの. 1章と3章がそれぞれ復刻の米国東亜侵略史,英国東亜侵略史であり,脚注がついている.ラジオ講演ということで平易に書かれているが,かといって今時のテレビ等と比べれば理路整然としてレベルは高く驚異的である.また2章と4章では佐藤が補足と出版時(2006年)の日本の状況と関連を書いている. 大川周明については東京裁判のエピソードくらいしか知らなかったので興味深く読めた.自分も含めおそらく多くの戦後生まれの日本人は,第二次世界大戦について日本史の中での閉じた範囲で学習する程度であるので,アメリカやイギリスの近代外交史(アングロサクソン世界幕府史)との関連から読み解くことで歴史観が激変することになるかもしれない.ただ佐藤は復刻のための解説という立場からか大川の考えに批判的なことはほぼ書かず賞賛するにとどまっている点は多少気になる. 日本の全盛期は高度経済成長期でも株価高騰のバブル景気時でもなく昭和16年-17年の年末年始あたりなのかもしれない.
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試み、内容共に、圧倒的である。極東軍事裁判でA級戦犯とされながら、精神障害となり免訴。開戦時には、NHKラジオで、戦争に至る経緯と意義を説き続けた大川周明。何故、対米英戦争に踏み切ったのか。その解説を佐藤優が引き受けたのだ。最強の一冊である。 巷では、領土侵犯に端を発し、にわか...
試み、内容共に、圧倒的である。極東軍事裁判でA級戦犯とされながら、精神障害となり免訴。開戦時には、NHKラジオで、戦争に至る経緯と意義を説き続けた大川周明。何故、対米英戦争に踏み切ったのか。その解説を佐藤優が引き受けたのだ。最強の一冊である。 巷では、領土侵犯に端を発し、にわかナショナリズムがブームとなっている。本屋にずらっと並べられた書は、論理に甘く、まるで虐められっこを発見し、ご都合主義で一方的な言い分を並べたてたようなものだ。はいはい、俺はこんな事実を知ってます、韓国くんって酷いよねーっと。大川周明ほど、あの時代の流れをバランス良く俯瞰していた人物がいるだろうか。イギリスの論理と謀略。その後のアメリカの第一次世界大戦への参戦の論理。油と市場を求めた植民地政策。満鉄を巡る攻防。時代は、一方向的に進む。論理必然的帰結として、日米の戦争が待ち構える。
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