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アンナ・カレーニナ 改版(下) 岩波文庫

レフ・トルストイ(著者), 中村融(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1989/11/01
JAN 9784003261736

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商品レビュー

4.2

11件のお客様レビュー

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2010/05/28

幸せという言葉を考え…

幸せという言葉を考えさせられる作品です。

文庫OFF

2022/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

当時のロシア社会のことはよく分からない。作者の投影であるレーヴィンの農民への考え方が同時にあってどういう意味を持つのか、政治のことも労働の賃金のことも、たくさん出てくるけれど頭に入ってこなかった。ただあれほど愛し合っていたアンナとウロンスキイがどんどん冷めていって、被害妄想に囚われたアンナが病んでいく様子とか、生活に疲れ切りながらも子どものことばかり考えてしまうドリイの描写がリアルだった。アンナを不貞だと責めるだけではなく、あれこそが自由で良いとドリイが一種憧れを持つような心の動きとか。 冒頭にある、レーヴィンの兄セルゲイがワルワーラにプロポーズしようとしてお互いにそれを意識しながらもタイミングを逃してしまう話がお互いに切ない。

Posted by ブクログ

2020/09/30

この巻に来るとアンナは完全におかしくなっていく。彼女を追いつめて行ったもの、やはり罪の意識が大きいんじゃないかと思う。自分自身では悪い事をしたと思っていない、むしろ非を認めたくない。それでも世間から罪人のレッテルを貼られ、穿った見方をされる事実に押し潰されてしまったのだろう。 ...

この巻に来るとアンナは完全におかしくなっていく。彼女を追いつめて行ったもの、やはり罪の意識が大きいんじゃないかと思う。自分自身では悪い事をしたと思っていない、むしろ非を認めたくない。それでも世間から罪人のレッテルを貼られ、穿った見方をされる事実に押し潰されてしまったのだろう。 もう一人の主人公レーヴィンは真理の追求を求めて止まない。これは家庭を描いた小説…と言えどもテーマは重く、読んでいてかなりしんどかった。

Posted by ブクログ

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