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精神病(下)

ジャックラカン【著】, ジャック・アランミレール【編】, 小出浩之, 鈴木国文, 川津芳照, 笠原嘉【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1987/09/01
JAN 9784000011761

精神病(下)

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2011/11/30

上巻より続く シニフィアンとシニフィエ 12 ヒステリーの問い 13 ヒステリーの問い(2)〈女であるとは何か〉 14 シニフィアン,それはそれだけでは何も意味しない 15 原初的シニフィアンとそのうちのあるものの欠損 16 狂者の秘書 17 隠喩と換喩(1)〈彼の麦束は欲深く...

上巻より続く シニフィアンとシニフィエ 12 ヒステリーの問い 13 ヒステリーの問い(2)〈女であるとは何か〉 14 シニフィアン,それはそれだけでは何も意味しない 15 原初的シニフィアンとそのうちのあるものの欠損 16 狂者の秘書 17 隠喩と換喩(1)〈彼の麦束は欲深くなく,恨み深くもなかった〉 18 隠喩と換喩(2)シニフィアンの分節とシニフィエの転移 19 講演,フロイトの一世紀 穴の周囲 20 呼び掛け,暗示 21 クッションの綴じ目 22 〈君は私に就いてくる人だ〉 23 街道と〈父である〉というシニフィアン 24 〈君は〉 25 ファルスと大気現象 そう,精神病という特殊なテーマのタイトルがついていながら,ラカンの主要な概念がたくさん出てくるのだ。シニフィアンとシニフィエという記号論の話や,隠喩と換喩という比喩表現,象徴界・想像界・現実界という三項については当然といえるけど,大文字の他者やクッションの綴じ目など。 本書は1955年11月から1956年7月に至るまでの講義を記録したものだ。『精神分析の四基本概念』も講義録ではあるが,読みやすさでは断然本書の方が優れている。原著のセミネール集は全部で25巻分もあるようだが,講義年度によって,聴衆も違うのだろうか。本書の前半ではフロイトも分析の対象にしたというシュレーバーなる人物が書いた『ある精神病患者の回想録』についての詳しい説明と検討があったりして,論点が明確。上巻では何が精神病で何がそうではないのかという論点も明確だが,下巻になると,上述したラカン特有のテーマがいろいろ出てきて,精神病とどう関係しているのか分かりづらくなってくる。まあ,読みやすいといっても,読後明確な理解が残ったかというと自身はない。なので,この読書日記もこの辺で終了します。

Posted by ブクログ

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