声に出さなくても周りが配慮できるようにする仕組みには需要があります。一方で思考や感情が全て筒抜けになると悲惨です。漫画『ドラえもん』では野比のび太は話すことが面倒臭くなったために「テレパしい」という秘密道具を使います。これによって頭の中で思ったことが近くの人に直接伝わるようになります。しかし、あらゆる思考が相手に伝わることで酷い目に遭います（藤子・F・不二雄『ドラえもん 18』小学館、1979年）。

出てくるひみつ道具 ただ見セット、スリルブーメラン、ひい木、スパイ衛星、ルームスイマー、どこでもドア、氷ざいくごて、未来のルームマラソン、テレパしい、無生物さいみんメガフォン、自動質屋機、ホームメイロ、実感帽、酸素ボンベ、宇宙クリーム、動物の素スープ、顕微望遠鏡、なくし物とりよせ機、コーモンじょう、ガールフレンドカタログメーカー、未来小切手帳、さいみん機、羊とび式さいみん機、砂男式さいみん機、遠くの人おこし用目ざまし、百苦タイマー、ファンタグラス 「ドライブはそうじ機に乗って」 スネ夫のいとこ登場。 「あの日あの時あのダルマ」 小さい頃ののび太とおばあちゃんの話。 「ガールフレンドカタログ」 のび太が将来知りあう、月形まる代、花賀さき子に会う。 「百苦タイマー」 ドラえもんが百か月ごとの定期検査中。セワシくん登場回。 「タンポポ空を行く」 のび太がタンポポを育てる。

図 「めずらしいものには、夢中になるのがこの一家の特ちょうなんだ。」 ドラえもんの的確な批評眼。 「しあわせのお星さま」 夢があっていいなぁ。 ドラえもんは一番にこのような話を思い浮かべる。 のび太のパーソナルなスペースを創るためにひみつ道具を使用する。