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動物化する世界の中で 全共闘以降の日本、ポストモダン以降の批評 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2003/04/22 |
JAN | 9784087201888 |
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動物化する世界の中で
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商品レビュー
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両人の話が噛み合っていない分、話がとっちらかっていて、途中から何を言っていたのかよく分からなくなってきたが、「思想や文学の言葉と現実社会の乖離をいかに克服するか」という問題に対し、その現実社会の捉え方自体が、両人とも自分の過ごしてきた時代(60年代と80年代)をベースにせずにはい...
両人の話が噛み合っていない分、話がとっちらかっていて、途中から何を言っていたのかよく分からなくなってきたが、「思想や文学の言葉と現実社会の乖離をいかに克服するか」という問題に対し、その現実社会の捉え方自体が、両人とも自分の過ごしてきた時代(60年代と80年代)をベースにせずにはいられないという点だけは印象に残った。余談だが、文字ベースでの議論がリアルタイムに進むTwitterに馴れてしまうと、このような往復書簡という形式自体がどうにもまどろっこしく感じられてならない。
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東浩紀と笠井潔が往復書簡というかたちで議論を交わしている本です。 両者の議論は、80年代の評価と現代の状況認識の点で最初からすれ違いを見せており、しだいにディスコミュニケーションの様相を濃くしていきます。そのため、一部には企画としては失敗だったという評価もあるようですが、ここで...
東浩紀と笠井潔が往復書簡というかたちで議論を交わしている本です。 両者の議論は、80年代の評価と現代の状況認識の点で最初からすれ違いを見せており、しだいにディスコミュニケーションの様相を濃くしていきます。そのため、一部には企画としては失敗だったという評価もあるようですが、ここであらわになっている問題はある意味で普遍的なものであり、そのことが浮き彫りにされているという点で、個人的には興味深く読みました。 簡単に整理しておくと、笠井はハイ・カルチャーとサブカルチャーの区別がなくなりフラット化した状況のなかで、あくまで実存的な関心にもとづいて議論を組み立てていくというスタイルをつらぬいているということができます。これに対して東は、「棲み分ける批評―浅田彰と福田和也に象徴される90年代批評の問題」以来の問題関心にもとづいて、そうした批評のありかたへの危惧を訴え、より唯物論的でパフォーマティヴな次元での対話的実践を笠井に求めつづけています。 もちろん東には、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)などで展開しているサブカルチャー批評が、多くのフォロワーたちによって実存的な問題へとすり替えられてしまっていることを「誤解」だと明言してはいるのですが、デリダの研究からその思想家としての経歴をスタートさせた彼には、こうしたすり替えが原理的にはけっして防ぎえないことを、だれよりもよく承知しているはずです。それだけにおそらく東は、すり替えが生じるのを防ぎえないことに開きなおっているばかりの笠井の「実存」的な態度に業を煮やし、議論を前進させようと呼びかけつづけていたのだと思われます。 ただ、これは東がこれまでに何度もくり返しているパターンで、そうした事前の問題意識の共有が、笠井とのあいだで十分になされていなかったのでしょう。個人的には東の立場に同意しますが、笠井に対しても同情を感じたのも事実です。
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中途断念。笠井の方がどうしても理解出来ん。論旨を受け入れ難いという意味ではなく、純粋に自分の理解が追いつかないって意味で。ただ、東の方はそれなりに首肯出来る部分があることを考えると、徒に難解な文章で煙に巻かれている気もしてしまう。だって、東の方が間違いなく勢いあるもの。頑張って途...
中途断念。笠井の方がどうしても理解出来ん。論旨を受け入れ難いという意味ではなく、純粋に自分の理解が追いつかないって意味で。ただ、東の方はそれなりに首肯出来る部分があることを考えると、徒に難解な文章で煙に巻かれている気もしてしまう。だって、東の方が間違いなく勢いあるもの。頑張って途中まで読んだけど、どうしても字面を追っているだけになってきてしまったんで、今読む意味無しと判断し、断念。
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