標準化されてないstoryっていうか、hard sci fiっていうのは、そもそもそういうgenreだけど Greg Egan作品を大急ぎで複数作読んでいて、標準化したら、たぶんMichael Crichtonみたいに 映画化されまくってたんだろうな、と思う 難しい話しを、難しく書いても、難しいことを解読できる読者にしか受け入れられないから、 稼ぐ為には標準化しないとダメだな、と、つくづく実感した Nerdなヒトたちは、工学や科学に進むヒトたちにも、まったくnerdじゃ無いヒトだっている けど、多いっちゃあ、多いから、Greg EganやらK. Dickとかを読んで、全然理解できない俗 っぽいヒトたちを見下す感覚があるだろうけど、個人的に好きじゃ無い 男社会になりがちなscience界隈では、女性蔑視傾向が無いとも言い切れ無いから、できれば 女性読者にも受け入れ易いような作品、って、たいていのsci fiの男性作家には無理なんだよな ぁ〜、いっつも、女性の登場人物たちは、マリリン・モンローみたいな感じか、男の添え物的 科学者とかになっちゃって、しかも、都合の良い女性像になってる そういうの、どうにかなんないんですかねぇー さて、storyですが、なるほどねぇ、そういう解釈で使えるんですね、という感慨 よく、CERNの何んちゃらコライダーとかニュースで出て来るけど、コライダーの中で起こす 物理学的現象で、反物質の対消滅とかあるが、それを宇宙と地球規模にしたstory ハッキリ言って、この地球も、広大で果てが見えない宇宙のほんの一部であって、天文現象で ある、ということ わたしたちは、宇宙の天文現象なんですよねぇー、と言いたいのかは、わかんないけど 少なくとも、自分はそう解釈した

イーガンの代表作。量子力学に基づいたひとつの「謎解き」をハードボイルドタッチで描いている。SF的なガジェットの説明を非常に詳細（メーカーや値段まで）に記すことにより、読者に作品内の未来世界をイメージさせることに成功している。映画「ブレードランナー」にも似た雰囲気が味わえる。ただ話自体はミステリー性やアクション的要素が薄く、難解な用語が並ぶので退屈に思う読者もいるかもしれない。巻末に量子力学についての解説もついているが、逆にいえば解説が必要な作品であるとも言える。知的興奮を求める人向け。