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ウルトラ・ダラー

手嶋龍一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2006/03/01
JAN 9784103823032

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商品レビュー

3.3

66件のお客様レビュー

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2009/12/14

オススメ

虚構と現実の境目、ギリギリを走るような「フィクション」。情報の最先端にいた著者ならではの、リアリティのある背景。偽札、そして拉致。「北」が狙うものとは?世界の裏側で蠢く影たちを描いた秀作です。オススメ。

tks

2021/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったです。基本的に。半分事実、半分フィクションということですかね。台湾海峡がこんな状況になることや北のミサイルの状況をほとんど正確に言い当てているという意味で、ものすごいインテリジェンスなのだと思います。著者の手嶋さん曰く、インテリジェンスとは近未来を正確に言い当てることとのこと。物語の結末は若干もやっとしたものが残ってしまうんですが、高遠さんとスティーブンの掛け合いのなかにかなりの量の真実が含まれているのではと感じました。 佐藤優氏が、だれもこれを小説と思ってないでしょというのは、良くも悪くも事実を言い当ててるなーと。

Posted by ブクログ

2019/01/03

2012.10記。 手嶋龍一氏といえば、9.11~イラク戦争時にNHKワシントン支局長として連日ニュースに登場していたあの人である。その小説デビュー作だそうだが、これはおもしろい。偽札印刷流通の実態、というようなポリティカルなテーマを「事実に基づいたフィクションです」といった言...

2012.10記。 手嶋龍一氏といえば、9.11~イラク戦争時にNHKワシントン支局長として連日ニュースに登場していたあの人である。その小説デビュー作だそうだが、これはおもしろい。偽札印刷流通の実態、というようなポリティカルなテーマを「事実に基づいたフィクションです」といった言い訳も配さずに堂々と料理してしまっている。 それにしても、小説中、壮絶な情報戦(企業機密の獲得、外交情報の入手)が繰り広げられるが、こうした手口の多くは、実は007の秘密兵器的なものとは無縁であって、普通の人々の日常にそっと忍び込む形で表れてくることにぞっとさせられる。続編の「スギハラ・ダラー」も読んでみよう。

Posted by ブクログ

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