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下山事件 最後の証言

柴田哲孝(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社/
発売年月日 2005/07/20
JAN 9784396632526

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商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

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2020/09/05

国鉄三大ミステリーの1つ「下山事件」に関わっていたとされる人物の孫にあたる著者が取材していく。関係者にインタビューなどから未解決事件の下山事件に深く切り込んでいく様は、のめり込んでしまいページをめくる速度が早くなる。同著者の「下山事件 暗殺者たちの夏 」もオススメ。

Posted by ブクログ

2018/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

★2018年1月6日読了『下山事件 最後の証言』柴田哲孝著 評価A 先日読んだ柴田哲孝の『Dの遺言』が戦後の混乱期を上手に描いていたので、他の作品も読んでみることにした。 昭和24年(1949)7月5日初代国鉄総裁下山定則氏が出勤途中に行方不明となり、翌日朝、汽車に轢かれて轢死した事件。 私は事件の概略だけは知っていたが、詳細は何の知識もなかった。それにしても、私が生まれる一昔前は、さすが戦後の混乱期、あらゆることがまだまだ暴力的で、何があってもおかしくない時代だったのだと痛感させられる。国鉄3大ミステリー事件として、この下山事件、三鷹事件、松川事件とこの年に連続して発生。 自殺説、他殺説が入り乱れ、法医学会も二分、警察でも捜査一課は、自殺説で幕引きを図り、捜査二課は他殺説で、対立。結局、何らかの形で圧力がかかり、捜査二課のメンバーが異動させられて真相は究明されないまま謎のまま時効を迎えた。 筆者の柴田氏の祖父が、戦中から軍の諜報機関と中国で関わっていた関係から、この下山事件で重要な役割を演じたらしい東京日本橋の三越近くの亜細亜産業という商社に関わり、柴田家の多く1hの親類がこの会社に勤めていたこともあり、身内から事件周辺の様々な事象、人物について証言を得た。 戦後占領軍GHQは、対共産主義政策の防衛最前線としての日本の地政学的重要性を鑑み、日本を自由資本主義化しつつ、管理統制下に置こうとした。GHQの部署同士の葛藤、さらには大統領直轄機関として発足当初から諜報戦に関わりはじめたCIAとGHQの相克。日本側も左派の国鉄労働組合や日本共産党の伊藤律から右翼の重鎮、三浦義一、笹川良一、赤尾敏、児玉誉士夫さらには、戦後のGHQ窓口として大きな役割を担った白洲次郎、A級戦犯としての絞首刑を辛くも逃れた岸信介、運輸省のエリートとして、戦中から戦後にかけて日本軍や米軍から日本の鉄道を守り続け、その後は首相にまで上り詰める佐藤栄作。などさまざまな勢力と人物が入り乱れ、カオスな状態の中で、下山事件をはじめ、国鉄3大事件は起きている。 驚きは、当時の下山総裁が、正義感の強い人物で、それが故に、戦前から続いてきた国鉄利権とも呼べる高値発注の仕組みで潤っていた政財界有力者、運輸省高級官僚を敵に回して、その汚職体質をただそうとしていたらしいという事実。そして、その是正の結果のコストダウンできた資金を元に、原資を確保し、大量の職員首切りを少しでも減らそうとしていたらしいこと。そしてそれが故に彼は排除されたらしいことだ。(何やら米国でその後起きた軍産複合体に盾突いて、暗殺された某K大統領に似たものを感じる。) さらには、米国側でも対ソビエト、中共、朝鮮での戦争を意識して最前線の日本を米国の軍事施設として見て、国鉄の管理統制を維持したいらしかったこと、よって、GHQもしくは米国政府が主体的に下山総裁を殺す必要はなかったと言うことになる。さらには、総裁行方不明の時間には、いく人ものにせ総裁の格好で日本橋三越から轢死した足立区綾瀬付近までこれ見よがしに下山総裁風の男が姿を見せて歩いていた。まさに謀略と呼ぶにふさわしい情報攪乱まで行われたことには、驚きを禁じ得ない。筆者のとる、正義漢下山総裁排除説は、なかなか筋が通っており、私としては納得感を持てた。今後もこれらの事件を含め、戦中、戦後の日本史の謎については折を見て読んでいきたいと感じた。

Posted by ブクログ

2011/09/11

「葬られた夏」に始まる平成の下山事件研究の発端となった当事者によるレポート。ジャーナリストを自称しているが、実際にはライターであろう。そのため、上海日本人居留地(租界でないだけマシ)と児玉機関が本拠としたブロードウェイマンションを混同するなど事実誤認はあるが、素人ゆえ、研究者とは...

「葬られた夏」に始まる平成の下山事件研究の発端となった当事者によるレポート。ジャーナリストを自称しているが、実際にはライターであろう。そのため、上海日本人居留地(租界でないだけマシ)と児玉機関が本拠としたブロードウェイマンションを混同するなど事実誤認はあるが、素人ゆえ、研究者とは異なった視点(矢部喜美雄の入手情報への疑問、CIA関与説、国鉄権益汚職など)で謎に迫っていく。しかし、下山事件論考の結論は推論であり、数少ない手がかり(独自の論点)から、いかに読者を納得させる推論を導きだせるかが、腕の見せ所といえる。その意味では、手がかりから導き出した「逆コース」という結論は、予定調和じみて見える。

Posted by ブクログ

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