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喜びは悲しみのあとに 幻冬舎アウトロー文庫

上原隆(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎/
発売年月日 2004/03/10
JAN 9784344405004

喜びは悲しみのあとに

¥220

商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

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2022/11/17

世の中、様々な人生を送っている人がいて、でもそれを表立って口にする人は少なくて。みんな見えないところで闘っているのだなと感じた1冊。ノンフィクションだからこそ、身近に感じられたり、どこかリアリティーがある。

Posted by ブクログ

2020/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「つらいことや悲しいことがあり、自分を道端にころがっている小石のように感じる時、人は自分をどのように支えるのか?今回はつらい場面の描写だけではなく、それを乗り越えた瞬間にパッと輝く喜びの表情を記録したいと思うようになった。」 『小さな喜びを糧に』 二分脊椎症と水頭症を併発して生まれてきた息子について語られた言葉で息が詰まりそうになった。 「なんていうかな、将来のことを考えては今日は生きられないってことなんです」 『ブロンクス生まれのウェイター』 人に親切にすること、お洒落をすること。彼の生活信条は至って単純だけど、その単純な生活信条が日々を生き生きとさせる。 『タイムマシーンに乗って』 「学校でいじめられても、家に帰れば親は普通の子として扱ってくれる。ホッとする。」そうなの。心配されたくないし、気も遣われたくない。ただ普通の子としていられる唯一の場所が家だった。 『ロボットの部屋』 私がミニマリストにならない理由。 「これを持ってるとその時代のことを忘れない。遺産みたいなものです。」 『復讐のマウンド』 まさに七転び八起き。もちろん彼の精神的な強さもあるんだけど、コーチや奥さんあっての復讐劇でもあるよね。周りの人は自分を写す鏡。 「後ろを振り返っても過去はついてこない。前を見て切り開いていこう」 『リコン日記』 翠の心情や行動が生々しくて読むのが苦しかった。でも最後、とても短い一文なのだけれど意志の強さと清々しさと軽快さが感じられて胸にガツンと来る。 『天安門から遠く離れて』 終始イライラしてしまった。でもこれって決して小説の中の話だけじゃなくてこういう視野も心も狭くて人間の器が小さすぎる人っているよね。自分は臆病だしいまの仕事を失いたくないっていう台詞も頭に来たけど、とてもリアル。 『わたしはリカちゃん』 これを否定されたら生きる意欲を失ってしまう、それでも世間は否定的で誰も自分の欲望を肯定してくれない。 『愛想笑い』 ごますりごますり。 『六十八回目の恋愛』 「人の気持ちは努力でつかめないでしょう?」 「メジャーになって、自分のランクが上がって、もうここでイイと思った時に、自分の女を決めたいんだ」最低。 『インポテンスの耐えられない』 ゴメンナサイ。 『実演販売の男』 孤独な杭、かぁ。 『黄昏時』 なんか、いい。残された時間を心地の良い距離でそれぞれが大切に過ごす。 「なるべく、楽しいことは一緒にやろうと思って」 『子殺し』 「つらい体験からテーマをつかみ出し、自分の研究や表現の対象とすることができたら、その時にはもう、人はつらい体験から一歩遠のくことができている。」 最近読んだルポタージュ「聖なるズー」を思い出した。私が目指すところでもある。 『我にはたらく仕事あれ』 お父さんの静かな応援が心に染みます。 『会社がなくなった』 「好きな仕事ができ、仲間を信頼できて、会社を愛せることがどんなにすばらしいことかがよくわかった。失ってはじめてわかることがたくさんある。」 こういう時期だからこそなおさら心に響くお話。 『キャッチ・セールス』 うーん。 『大晦日』 「違うわよ。結婚したい。毎日一緒に暮らしたいわよ。でも、一緒に暮らしたら、あなたはいまのように私を愛してはくれないのよ」 そうなのそうなの。

Posted by ブクログ

2016/02/11

地元のとある高校の図書室が小論文対策図書に推薦していたので、読んでみた。 とくに印象に残ったのが、「子殺し」の裁判ばかりを傍聴し続けているという女性の話。 その女性は虐待された過去があり、また自らも長女に対して同じ過ちを犯してしまったという経験がある。ある時「子殺し」事件の新聞...

地元のとある高校の図書室が小論文対策図書に推薦していたので、読んでみた。 とくに印象に残ったのが、「子殺し」の裁判ばかりを傍聴し続けているという女性の話。 その女性は虐待された過去があり、また自らも長女に対して同じ過ちを犯してしまったという経験がある。ある時「子殺し」事件の新聞記事に心動かされた彼女は、以来これを自分のテーマと決め、母子関係やそれを取り巻く社会の仕組み等について考え続けている…。 本書にも〝人は自らの存在を道端の小石のように感じる時、どのように自分を支えるのか?〟という、著者自身の明確で一貫したテーマが根底にある。 自分のテーマを持って生きることは、自分自身をよく知ってコントロールすることや、時に自分を支え導くものとして大事なことなのではないかと感じた。 それぞれが悩み傷つき葛藤しながらも、ただひたすら懸命に今日を生きる姿が心に刺さった。 問題との向き合い方や気持ちの整え方ということを考える上でも、とても参考になった。 本書はコラム・ノンフィクションのシリーズ第2弾であり、既に第1弾『友がみな我よりえらく見える日には』(1999年)と第3弾『雨にぬれても』(2005年)が刊行されているということを読み終わってから知った。 なので、機会があれば是非そちらも読んでみたいなと思う。

Posted by ブクログ

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