店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
4/30(火)~5/5(日)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 大月書店 |
発売年月日 | 2003/12/08 |
JAN | 9784272600472 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
4/30(火)~5/5(日)
- 書籍
- 書籍
茶色の朝
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
茶色の朝
¥550
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.2
95件のお客様レビュー
大きなものに取り込まれそうになった。そのとき自分に何ができるのか。この短編ともいえないショートショートが刊行された当時のフランスの社会的背景を少し調べたが、これは今日本で生きる自分たちにとっても他人事ではない。 自己保身、他人への無関心、思考の放棄。 時に政治家へ批判の矛先が...
大きなものに取り込まれそうになった。そのとき自分に何ができるのか。この短編ともいえないショートショートが刊行された当時のフランスの社会的背景を少し調べたが、これは今日本で生きる自分たちにとっても他人事ではない。 自己保身、他人への無関心、思考の放棄。 時に政治家へ批判の矛先が向かうことがあるが、では自らはどうなのか。何かを変えるための行動を起こしているのか。諦観していないだろうか。 政治的主張は控えるけど、政治でなくても身近な家族や友人、会社の関わりをイメージしながら読めると思う。 茶色の朝を迎えないために読んでおくと良い一冊。
Posted by
わずかに少しずつ思考を適応させているうちに人の心のなかに静かに居座ってくる、ファシズム。 ヴィンセント・ギャロの挿絵が居座ってくるモヤモヤ感。 ファシズムは、ファシズムの顔をしてはやってこない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フランスの政治を動かした、と言われている本。 すべてが茶色になっていく世界。 なんだか御伽話のように聞こえるけど、全然現実の本。 明日から、全てが茶色のものじゃないと罰せられる、と言われたら、みんなはどんな行動をしますか。 わたしも、どう振る舞うのだろう。 政府が茶色以外のものの存在は許さない、と言って、茶色のもの、茶色のものを持つ人がどんどん処分される。 違和感を感じながらも、主人公たちは思う。 茶色のものさえ持っていれば罰せられないのだから、、皆と一緒で安心だから、、 そしてそんな社会にぬるっと慣れていってしまう。 そしてある日、これはもしかして由々しきことではないか?と気づいた時には、時すでに遅し。 戦争の虐殺や差別といった昔の時代だけじゃなくて、今、普通の生活の中に蔓延している話だと思う。 今も昔も、どうして、 おかしい、と思うことが世の中の普通になったりするんだろう。 わたしたちにできることは、考えることをやめないこと。 本の最後にも書いていたけど、本当にそうだなと思う。
Posted by