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敵討 新潮文庫
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敵討 新潮文庫

吉村昭(著者)

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敵討 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:敵討. 最後の仇討
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2003/11/28
JAN 9784101117461

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商品レビュー

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2010/05/28

「敵討ち」は江戸から…

「敵討ち」は江戸から明治に入ると一転して殺人罪になる。この時代の流れについていけない人びとを描く。

文庫OFF

2025/02/15

▼久しぶりに吉村昭さんを読みました。相変わらず、地味で硬派でコリコリしていて、エンタメにイキきらない独特の語り口が一種オモシロイ。森鴎外を読んでいる気分にちょっとなります。 ▼確か、江戸時代の(明治大正もあった)、「かたきうち」の実話を歴史小説として描いていらっしゃる。そこでは...

▼久しぶりに吉村昭さんを読みました。相変わらず、地味で硬派でコリコリしていて、エンタメにイキきらない独特の語り口が一種オモシロイ。森鴎外を読んでいる気分にちょっとなります。 ▼確か、江戸時代の(明治大正もあった)、「かたきうち」の実話を歴史小説として描いていらっしゃる。そこではエンタメ性やヒロイズムは徹底的に排除されています。実にハードボイルド。ひとをころす、というしんどい肉体作業。長年かけて敵討ちをする精神的疲弊感。などなどがビシビシと容赦なく描かれて。それでいて、ちゃんと小説になっている。面白く読ませる。独特の背筋の伸びる持ち味、悪くないです。

Posted by ブクログ

2025/01/28

一作目「仇討」 天保九年からの幕末期。叔父と父親を殺害された熊倉伝十郎。藩に許可を得ての作法通りに臨んだ仇討。 二作目「最後の仇討」 慶應四年から明治十三年という幕末から維新年間。周囲の反対を避け少年期から惨殺された父母のために密かに抱いた臼井六郎の仇討の道程。 約35年間の違...

一作目「仇討」 天保九年からの幕末期。叔父と父親を殺害された熊倉伝十郎。藩に許可を得ての作法通りに臨んだ仇討。 二作目「最後の仇討」 慶應四年から明治十三年という幕末から維新年間。周囲の反対を避け少年期から惨殺された父母のために密かに抱いた臼井六郎の仇討の道程。 約35年間の違いのある二件の仇討。 社会や法が変化しても葛藤や挫折を繰り返し仇討というものに臨む日本人の変わらない姿があった。日本人が長い江戸期に積んできた美徳というものは、一瞬一瞬に訪れる社会や法の変化では変えられない根強いもののように感じた。 さすが吉村昭と感服させられるような、歴史的事実をまざまざと感じられ、考えさせられる一冊。

Posted by ブクログ