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日本語力崩壊 でもこうすればくい止められる 中公新書ラクレ

樋口裕一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2001/10/25
JAN 9784121500229

日本語力崩壊

¥110

商品レビュー

2.8

5件のお客様レビュー

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2019/07/09

「ゆとり教育」による日本語力低下と、すべてが横ならびの誤った平等主義による個性の圧殺に歯止めをかけるために、教育に小論文を導入することを提唱している本です。 著者は、かつての詰め込み教育を批判し、個性を尊重することのたいせつさを説いています。本書で展開されている「ゆとり教育」批...

「ゆとり教育」による日本語力低下と、すべてが横ならびの誤った平等主義による個性の圧殺に歯止めをかけるために、教育に小論文を導入することを提唱している本です。 著者は、かつての詰め込み教育を批判し、個性を尊重することのたいせつさを説いています。本書で展開されている「ゆとり教育」批判も、単純に子どもたちが学習しなくなったことを正すべきだというのではなく、今の「ゆとり教育」が個性を尊重するという理念からかけ離れてしまったことを批判するものです。ただ、現在の教育をめぐる深刻な問題は、著者の懸念していた事態をも大きく超える深刻な事態になっており、「ゆとり教育」に問題を帰そうとしている著者の議論は、楽観的にすぎるようにも感じられました。 著者がおこなっている小学生に向けた作文教育の話はおもしろく読むことができました。こうした試みは、もっと広くおこなわれてもよいと思います。

Posted by ブクログ

2017/01/23
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小論文を長年教授している予備校?講師による国語力・言語操作力回復のための処方箋。まぁ、結論的には、大学受験の科目として小論文を課しましょう、というものである。個人的には、現行以上の数学・理科を高校生に教授すべきで、そのためには、小論文までは困難で、大学卒業試験に小論文を課すべきと考えている。が、高いレベルを求めない、論旨展開のルールに則っていることで合格点を付与するという前提ならば、面白い試みかも。ちなみに、著者はあまり触れないが、模範解答の写経も、最初の段階では、意外に効果的かと。

Posted by ブクログ

2011/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

従来の教育観から新学力観に移行し、教育には「平等」と「個性」が求められるようになった。そこでの「平等」な教育では個性を抑圧し、他者と異なるものであろうとしての「競争」が否定された。一律的な競争しか無い世界では、一律的な競争に負けた時に、他の競争において勝つ事による自分の新しい個性を得る機会を失うこととなる。 人間は楽しい事、自分の得になる事しか行わない。しかし、一律的な競争しかない世界では、向上心を持って、自主的に何かを学ぼうとは思わないのである。また、平等を抱き、序列をもたないことで、尊敬意識や倫理観を学ぶ機会を逸する。また、一律的な競争しか無い場合は「おりる=おちこぼれる」ことが許されない。 個性的であるという事ははみだすことである。しかし、学歴競争の一律的な競争しか無い状況の中では、教師の器量がないばかりに、自主性のある生徒が育たない。生徒は参考書の写し読みをするだけで向上心を抱かない。既存の学力観は工業社会においては有益であったが、時代は変わり、新しい発想をするという為には不向きである。 国語力というのは、言語操作能力だ。語彙・知識・読解にて行われる。本を読まない状況である現代社会に置いては国語教育が重要である。しかし、既存の国語の試験は答えがあやふやである。役に立たない国語=他人の考えを読み取り、文法を学ぶことを教えている。実際に文章を書く学習にシフトすれば書く立場として、論理的に思考し、曖昧さを除外し表明する事ができる。それに従って文章を読み取る事ができる。そのため、既存の現代文の学習を排除し、小論文の作成へシフトすることがこの本の本論である。

Posted by ブクログ

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