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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京大学出版会/ |
発売年月日 | 2001/09/05 |
JAN | 9784130638043 |
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商品レビュー
3.8
24件のお客様レビュー
だいぶ前に安藤さんの講演を聴いた時に買ってサインしてもらった本。また読み返してみた。 この本は落選したコンペを主に振り返るという、普通ではない内容だが、負けても負けてもまた本気で次のコンペを闘うという姿勢に心を打たれる。 安藤忠雄の作品を最初に体験したのは中学生の頃、京都のタイム...
だいぶ前に安藤さんの講演を聴いた時に買ってサインしてもらった本。また読み返してみた。 この本は落選したコンペを主に振り返るという、普通ではない内容だが、負けても負けてもまた本気で次のコンペを闘うという姿勢に心を打たれる。 安藤忠雄の作品を最初に体験したのは中学生の頃、京都のタイムズビルだった。その立体的な導線と、街の中にまた街があるような不思議な空間に感動した。また、他の作品もだが、その敷地の範囲を超越した空間的、時間的広がりを包含しているのも安藤忠雄の作品の魅力だと思う。 この本ではそういう安藤忠雄の建築に対する哲学、他の建築家の作品や歴史的建築に対する安藤さんの視点を見ることができる。
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建築家、安藤忠雄が当時教授を務めていた東京大学工学部建築学科での講義を元にまとめられた彼の建築論集。とはいっても、彼が実際に参加してきた数々の建築コンペティションをどう戦ってきたかがメインテーマとして語られる。 そのコンペの多くはタイトル通り敗北に終わっているが、それぞれのコン...
建築家、安藤忠雄が当時教授を務めていた東京大学工学部建築学科での講義を元にまとめられた彼の建築論集。とはいっても、彼が実際に参加してきた数々の建築コンペティションをどう戦ってきたかがメインテーマとして語られる。 そのコンペの多くはタイトル通り敗北に終わっているが、それぞれのコンペで何を考え、競争相手でありライバルである名建築家たちは何を考えていたのか、という点を本人の口から聞けるのは面白い。建築に興味がない人間だとしても、提示された要求仕様に対して、どのような思考プロセスで自らのプロポーザルのコンセプトを作り、それを形にしていくのかという点は、あらゆるプロポーザルに共通する学びがある。
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同シリーズ、「建築を語る」よりも、安藤さんの考える「建築」が語られているように思う。他の建築家やアーティストの紹介をしているところが一番興味深いというのもなんだか皮肉なものだが。
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