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ローワンと黄金の谷の謎 リンの谷のローワン2

エミリー・ロッダ(著者), さくまゆみこ(訳者), 佐竹美保

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あすなろ書房/
発売年月日 2001/07/20
JAN 9784751521120

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商品レビュー

3.9

23件のお客様レビュー

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2023/05/26

ローワンシリーズ二作目。 今度ははっきりと余所者が外からやってくる回。 村としての繋がり、過去を理由とする信頼ってのが建前であからさまな敵意と侮蔑があるのがこのシリーズらしく。 魔女の予言もあって疑心暗鬼になっていくのはよくわかる。 伝説と現実、過去と現在のすり合わせと、伝統と脱...

ローワンシリーズ二作目。 今度ははっきりと余所者が外からやってくる回。 村としての繋がり、過去を理由とする信頼ってのが建前であからさまな敵意と侮蔑があるのがこのシリーズらしく。 魔女の予言もあって疑心暗鬼になっていくのはよくわかる。 伝説と現実、過去と現在のすり合わせと、伝統と脱却のバランスみたいなのがファンタジーではよくあるけれどやっぱり大事なのだと思う。 最後の族長の言葉と。その後の焚き火のシーンと。子供の頃はなんで丸く治るのかわからなかったけれど。納めることで先に繋げないといけないんだなと。

Posted by ブクログ

2023/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ローワンシリーズの第二作!前作ではあくまでの谷だけの冒険だったが、今作では谷の外の部族である〈旅の人〉が関わってくる。今回も二転三転し、さまざまな謎や伏線が散りばめられたとても楽しい物語だった。巻末の解説で作者はミステリーも書いているとあったが、前作に引き続きあった詩の謎解きや伏線回収のことを考えると納得である。  また今回は別の民族が現れるということで、異なる思想の民族同士の行き違いが描かれている点も面白い。その民族によくない感情を持つものもいれば良い感情を持つものもあり、逆に向こうも似たような状況である。お互いに相手が自分達を裏切ったと考えているものがいたという事実は色々と考えさせられた。価値観の違いによる行き違いや理解の難しさ、それでも友好を結ぶことが描かれており色々な意味で興味深い。  好きな場面は最後に近い部分で視点が主人公ローワンからオクデンに切り替わる場面。前作ではジョンがその役割だったが、こういう普段とは違う視点にある人物の考えが見えるシーンは好き。この後オクデンの語りに入る展開や挿絵も相まってとても良い雰囲気だ。  また本作や他のエミリーロッダの作品を読んでいて気づいたが、この作者はキャラクターの好感度を上げるのがすごく上手いなぁ…と感じた。最初高圧的で好きになれないような雰囲気を出していたキャラクターに対して、それとは違う優しさや気遣い、意外な過去を見せることで読者に好きにさせるような展開が多くある。これは、本作でも描かれた異なる価値観を持つ民族や人間同士の関わり合いを読者にも体験させている表現であり、様々なシリーズを名作たらしめているのだと感じる。

Posted by ブクログ

2019/10/20

2週間ぐらい前に読み終わったので、あまり覚えていない。前作と同じようにさらっと読了したが、前ほど最後の盛り上がりはなかった気がする。

Posted by ブクログ

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