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比較史の遠近法 ネットワークの社会科学シリーズ

斎藤修(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NTT出版/
発売年月日 1997/03/20
JAN 9784871885072

比較史の遠近法

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2012/09/19

産業革命に関する本を読みました。非常に興味深い本でした。この本では、職場を熟練度、職業集団の自立度の2点を軸として、4つの類型に分けています。第1の類型は、熟練度が高く、そして、会社が労働者を直接管理する職場である。古きよき日本の大企業を想像してもらえればいいです。残念ながら、そ...

産業革命に関する本を読みました。非常に興味深い本でした。この本では、職場を熟練度、職業集団の自立度の2点を軸として、4つの類型に分けています。第1の類型は、熟練度が高く、そして、会社が労働者を直接管理する職場である。古きよき日本の大企業を想像してもらえればいいです。残念ながら、その伝統は、崩れつつあります。第2の類型は、熟練度が高く、そして、会社ではなく、親方が労働者を管理する職場である。従来、産業革命以前の典型的職場と考えられていました。僕は、大学教授と大学院生の関係を連想しました。第3の類型は、熟練度は低く、そして、会社が労働者を直接管理する職場である。従来、産業革命以後の典型的職場と考えられていました。第4の類型は、熟練度は低く、そして、労働者自身を直接管理する職場である。この類型は、あまり重要ではありません。産業革命は、第2の類型から第3の類型への変化と考えられてきました。しかし、この本によると、現実は、そう単純ではないようです。第3の類型は、産業革命により、ある程度増加しました。ただし、微々たる動きに過ぎませんでした。この分析を読むと、三井、住友等の江戸時代の日本の商家は、非常に興味深いです。日本の商家は、従業員の管理を親方ではなく、直接おこないます。また、熟練度が非常に高いです。つまり、第4の類型です。そう意味では、現在の日本企業の原型なんですね。再読の価値があります。

Posted by ブクログ

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