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ロスチャイルド家
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ロスチャイルド家
¥330
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
・ユダヤ人がイスラエル建国を目指すシオニズム運動にはロスチャイルド家としては元来消極的な立場を取っていたが、第二次世界大戦後はユダヤ人への同情世論もありその立場を変えはじめた。 ・ワーテルローの戦いの際の相場操縦やアーヘン会議における賠償問題に対する各国への圧力など、政治経済に...
・ユダヤ人がイスラエル建国を目指すシオニズム運動にはロスチャイルド家としては元来消極的な立場を取っていたが、第二次世界大戦後はユダヤ人への同情世論もありその立場を変えはじめた。 ・ワーテルローの戦いの際の相場操縦やアーヘン会議における賠償問題に対する各国への圧力など、政治経済において相場操縦によって影響力を多大に発揮してきた。 ・ラフィットとムートンのワイン戦争やイギリスのワドスドン館という城など社交界においても王を招くなどして影響力を発揮した。 ロスチャイルド家の表の歴史を学ぶには良い。著者はロスチャイルドのユダヤ陰謀説を事実無根と否定する立場である。しかし’95年発刊ということで致し方ない面はあるかもしれないがフリーメイソンに言及しないのはいただけない。イルミニテイはともかくフリーメイソンの一員であることは公言されてるしその内実を知りたかったが、本書には一切書かれていない。また上記シオニズムについては第二次大戦後に消極的だった立場を変え始めたとあるが、180度スタンスを変えて大きく推進しているようにしか見えない。それならそれで良いのだがなぜシオニズムにはあまり関与していないような印象をもたせようとするのか。裏の情報は出てこず公の事実を知るに留まるのでこの本をベースにさらに深掘りをするには良いと思う。
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名前は知っているものの陰謀的なイメージしかなかったので、網羅的に丁寧に説明がなされていて面白かった。ワインやツタンカーメンなどネタになる。
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世界史の学習をしているなかで、ユダヤ人が陰で大きな影響力を持っていることを知りました。 中でもロスチャイルド家というユダヤ人一族は、莫大な財力を背景にスエズ運河株買収などといった歴史的場面でも活躍し、現在に至るまで世界への影響力を持ち続けている、、、ということを耳にしたので、同一...
世界史の学習をしているなかで、ユダヤ人が陰で大きな影響力を持っていることを知りました。 中でもロスチャイルド家というユダヤ人一族は、莫大な財力を背景にスエズ運河株買収などといった歴史的場面でも活躍し、現在に至るまで世界への影響力を持ち続けている、、、ということを耳にしたので、同一族の歴史について学習しようと思い、本書を手にとりました。 この類いの本は「陰謀論」に終始していることが多く、本書についてもあまり期待はしていなかったのですが、予想に反してしっかり史実と結びつけて丁寧に説明がなされていて満足のいく内容でした。 主に近代ヨーロッパ史の重大な局面においては、常にロスチャイルドの陰があったということを知ることができ大変興味深かったです。 ○歴史的視点 大陸封鎖令を逆手に取ったビジネスモデルやウェリントン将軍へ秘密裏に行われた後方支援などは、ナポレオンの苦しむ顔が見えるようで物語としても楽しめました。 ○経済的視点 鉄道や石油といったものの黎明期に先駆けて投資していく先見の明とロスチャイルドネットワークには驚きました。「情報は金」ということを心得ていたんでしょうね。 ○雑学的視点 ツタンカーメンの発掘における資金援助や5大シャトーとロスチャイルドというような雑学的な部分も本書で初めて知ったことでした。 人種的逆境をものともせず、幾多の戦乱をくぐり抜けてきた「五本の矢」と「赤い盾」 その英知を知るということは、現代そしてこれからを生きる私達にとって大変意義深いことであると思いました。
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