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物語 アイルランドの歴史 欧州連合に賭ける“妖精の国" 中公新書1215

波多野裕造(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社/
発売年月日 1994/11/25
JAN 9784121012159

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商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2023/08/15

233 隣り合う国どうしは文化的・民族的に近い位置にあるにもかかわらず(だからこそ?)仲が悪いことが多い。イギリスとアイルランドの関係もそうである。両国の間は民族が違う、宗教が違う、両国の間には征服者と被征服者という不幸な歴史が存在している。 (『世界史読書案内』津野田興一著 の...

233 隣り合う国どうしは文化的・民族的に近い位置にあるにもかかわらず(だからこそ?)仲が悪いことが多い。イギリスとアイルランドの関係もそうである。両国の間は民族が違う、宗教が違う、両国の間には征服者と被征服者という不幸な歴史が存在している。 (『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より) 「アイルランドは人口僅か350万余の小国ながら現在、世界各地に住むアイルランド系の人々は七千万を超すといわれる。現大統領メアリー・ロビンソン女史は就任演説で「七千万同胞の代表として」と抱負を語った。紀元前数世紀いらいの古いケルト文化と伝統を継承するこの国は、いま統合ヨーロッパの息吹の中で、新たな飛翔を試みている。本書は五千年に及ぶ民族の哀歓の歴史を跡づけ、北アイルランド問題の本質にも迫ろうとする。」 目次 序章 古代アイルランド 第1章 中世アイルランド 第2章 イギリスによる植民地化 第3章 近世初期のアイルランド 第4章 カトリック教国アイルランド 第5章 アイリッシュ・ナショナリズム 第6章 独立運動の高揚 第7章 アイルランド自由国から共和国へ 終章 戦後のアイルランド

Posted by ブクログ

2021/07/02

元大使でその前は記者だった著者だからこそ書けたのでは。記述は詳細を極めており、よくここまで調べて、この分量に収めたものだ。 なんと難しい状況を背負った国だろうか。 個人的にはイギリスの首相がグラッドストンになったあたりから、俄然面白く読めた。

Posted by ブクログ

2018/07/04

駐アイルランド大使を務めた経験もある著者によるアイルランド通史。 アイルランドの起源から1990年代まで、一冊によくまとまっている。 島国として、グレートブリテン島とヨーロッパ大陸(北はスカンディナヴィア、南はスペイン、フランス等)の影響を不断に受け続けてきた歴史であった。 ま...

駐アイルランド大使を務めた経験もある著者によるアイルランド通史。 アイルランドの起源から1990年代まで、一冊によくまとまっている。 島国として、グレートブリテン島とヨーロッパ大陸(北はスカンディナヴィア、南はスペイン、フランス等)の影響を不断に受け続けてきた歴史であった。 また、ヘンリー8世によるアイルランド支配や清教徒革命の頃から特に、カトリック対プロテスタント、英国との連合派(ユニオニスト)対独立派(ナショナリスト)といった対立軸が常につきまとうようになり、複雑な歴史を形作っている。 記述が相前後しやや分かりにくい箇所があるものの、アイルランド理解にはうってつけの一冊といえる。

Posted by ブクログ

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