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ゼーロン・淡雪 他十一篇 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:吊籠と月光と.ゼ-ロン.酒盗人.鬼の門.泉岳寺附近.天狗洞食客記.夜見の巻(「わが昆虫採集記」の一節).繰舟で往く家.鬼涙村.淡雪.文学とは何ぞや.気狂い師匠.文学的自叙伝 |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1990/11/20 |
JAN | 9784003112816 |
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ゼーロン・淡雪 他十一篇
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3件のお客様レビュー
大学のゼミでとりあげた作家。 むしろゼミでの課題にならなかったら、一生読まなかったであろう本のうちの一冊。(だから大学は面白いと思う) 古き良き日本の田舎の日常に、作者の愛したギリシャ神話の時代の「世界」が、お酒に漬けた果実のようにじわじわとしみとおっている世界観というか...
大学のゼミでとりあげた作家。 むしろゼミでの課題にならなかったら、一生読まなかったであろう本のうちの一冊。(だから大学は面白いと思う) 古き良き日本の田舎の日常に、作者の愛したギリシャ神話の時代の「世界」が、お酒に漬けた果実のようにじわじわとしみとおっている世界観というか雰囲気が非常に心地よい。 読み返してみて、「最近、この手の雰囲気もってる本をどこかで読んだな……?」と考えて、思い当たったのが「テルマエ・ロマエ」だったのはともかくとして(笑)(もちろんこの話はギャグではないけれど……) 初期作品の「幻想」と「現実」の混じり具合が絶妙であるだけに、現実の配分の増える後期作品の読後感がほろ苦いのも、また一興というべきかもしれない。
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スリップスロップ! 文章は上手いわけではないけども、この世界観?は秀逸! ギリシャの世界に迷いこんだような気持ちになります。 珍しい話。 あれからこれへ!これからあれへ! 転がそう転がそう!セント・ゲイネスの樽のように! 今日は白パン、明日は黒パン! こんなん。独特でち...
スリップスロップ! 文章は上手いわけではないけども、この世界観?は秀逸! ギリシャの世界に迷いこんだような気持ちになります。 珍しい話。 あれからこれへ!これからあれへ! 転がそう転がそう!セント・ゲイネスの樽のように! 今日は白パン、明日は黒パン! こんなん。独特でちょっと覚えた^^
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不思議な作品群だった。 表紙にも書かれてるけど、ヨーロッパの知識とユーモア。 でも作品からは日本の古きよき情景が浮かんでくる。 和のイメージの中に突然降って来る西欧。 アンバランスとコントラスト。 あの時代を感じさせながら、この知識とセンスは素晴らしいの一言。 驚きと...
不思議な作品群だった。 表紙にも書かれてるけど、ヨーロッパの知識とユーモア。 でも作品からは日本の古きよき情景が浮かんでくる。 和のイメージの中に突然降って来る西欧。 アンバランスとコントラスト。 あの時代を感じさせながら、この知識とセンスは素晴らしいの一言。 驚きと笑いが入り混じった無二の作家だと思う。 個人的に好きなのは「天狗洞食客記」。 これが氏の作品を語るなら一番しっくりくるような気がする。 表題作の「ゼーロン」も面白かった。 「ゼーロン」から「夜見の巻」を読むとゼーロン(馬の名前)への愛憎の変遷が窺えて興味深い。 短編が苦手な自分が楽しく読めた。
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