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ふるさとの生活 講談社学術文庫

宮本常一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1986/11/10
JAN 9784061587618

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商品レビュー

4.4

10件のお客様レビュー

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2018/12/22

(01) のっけからののけぞるような驚きがある.柳田国男の美しい序文に続き,第一章は「ほろびた村」からはじまる.いわば村の失敗事例から筆をはじめ(*02),村の成立から発展で筆を措いている.それは世界の創造を物語るような叙事詩でもあり,その意味では神話の構造を本書は有している. ...

(01) のっけからののけぞるような驚きがある.柳田国男の美しい序文に続き,第一章は「ほろびた村」からはじまる.いわば村の失敗事例から筆をはじめ(*02),村の成立から発展で筆を措いている.それは世界の創造を物語るような叙事詩でもあり,その意味では神話の構造を本書は有している. 文庫版の解説(1986年,山崎禅雄)にあるように「子どものよみ物として書かれた」ことは本当に「明らか」だろうか.柳田の序文の意図や,宮本の本文が「平易な語り口調の文章」であるからといって,本当に子ども向けなのかどうか,疑うつもりで本書に接してみるのもよいだろう.柳田も宮本もこれが子どもに向けて書いたことを直接には言及していない. 本書が編まれた1950年当時の国民の情況に配慮して読んでみるのは有効だろう.戦中に教育をスポイルされ,村もふるさとも次代の担い手を失いかけた(失った?)当時の国民が本書から浮かび上がる.ところどころで著者は村における神社のあり方に言及している.そこには戦前の思想の支柱にもなりえた近代神道に対する著者のスタンスをも示している. 以上の事情をふまえると創世記としての「ふるさとの生活」の側面が見えてくるかもしれない. (02) ほろんだ村が失敗であったのかどうかという問題も留保されてよいだろう.動的な人間の活動を描いた本書において,村はトライのプロセスであって,そのうちのいくつかのエラーは必然でもある.著者は,古い伝統的な村を支点とした静的なパースペクティブはまったくというぐらい拒否している.そこにある移動や交易や挑戦を村の種子や栄養として肯定的にとらえている.また,ハレの行事として類型化される民俗を,「休みの日」というカテゴリーで捉えなおしたのは卓見であり,旅をし,動き続けた著者が,休みをどのように考えたかの端緒をうかがいしることができる.

Posted by ブクログ

2018/10/11

宮本常一さんの撮られた 「写真」に各地方での「洗濯物」が けっこうある その土地の人が どんなものを着ておられるのか その家族がどんな構成なのか どんな暮らしをしておられるのかが 見えてくる と おっしゃっている 何気ない日常の中にある 衣・食・住を ていねいに「歩いて見る」...

宮本常一さんの撮られた 「写真」に各地方での「洗濯物」が けっこうある その土地の人が どんなものを着ておられるのか その家族がどんな構成なのか どんな暮らしをしておられるのかが 見えてくる と おっしゃっている 何気ない日常の中にある 衣・食・住を ていねいに「歩いて見る」ことによって わたしたち日本人がよりどころとしてきた わたしたちのアイデンティティーを 考えさせてもらえる 一冊です 本書は また この国の 若い人たちにへ という 常一さんの意識もあり 易しい言葉で綴られているのも うれしい

Posted by ブクログ

2017/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1986年(底本1973年)刊行。村(ムラ)の形成と衰亡(飢饉、山崩れ、津波)、そこで暮らす人々の営み、例えば、休日(信仰上の意味)、人の移動、食生活といった一般庶民の生活史を叙述。

Posted by ブクログ

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