1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

自我と脳 新装版

カール・R.ポパー, ジョン・C.エクルズ【著】, 西脇与作【訳】

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥7,480

¥6,490 定価より990円(13%)おトク

獲得ポイント59P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新思索社
発売年月日 2005/02/05
JAN 9784783501374

自我と脳 新装版

¥6,490

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2016/08/28

心と脳の関係を解明するために書かれた本です。心という物理的でないものが、脳という物理的なものから生み出されているという、よく考えるととんでもない事実は、古くは心と身体という心身問題、心は脳が生み出していると考えるようになった現代では心脳問題と呼ばれる極めて解決困難な哲学的な問題で...

心と脳の関係を解明するために書かれた本です。心という物理的でないものが、脳という物理的なものから生み出されているという、よく考えるととんでもない事実は、古くは心と身体という心身問題、心は脳が生み出していると考えるようになった現代では心脳問題と呼ばれる極めて解決困難な哲学的な問題です。 著者のポパーさんとエクルズさんの説というか仮説は、「自己意識」という概念を導入して自己意識が脳と相互に作用して、高度な意識が生み出されるというものです。そして、物理的な世界を「世界1」と呼び、個人の頭の中にある想いや考えを「世界2」と呼び、個人の頭の中から出てすべての人に共有できるものになったものを「世界3」と呼んで世界を説明するのが、ポパーさんの哲学です。 脳という世界1が心という世界2を生み出し、その世界2が思想や制度や科学や技術という世界3を生み、それを活用して世界3でもあり世界1にもなる本や駅やさまざまな電子機器などを生み出しています。そういうところをけっこう詳しく書いていただいているのですが、私のような素人には専門的すぎて「ちょっと何言ってんのか、よくわかんない…」ところが多々ありましたが、読んで直ぐわかることって、既に知ってることだから読んでも面白くないわけで、わかんないところをなんとか解るようになれるようにするのが面白かったりします。 まぁ、最低でも心脳問題というのはどういうことかということぐらいは、なんとなくわかったかもしれません。ちょうど、社会や他者の圧力やいじめやマスコミの公開リンチなんかについても考えていたので個々人の脳の中の世界2から社会という世界3がつくられて、それがまた、個々人の世界2を圧迫したりしているのだろうなぁなどと…ちょっと絶望的な気持ちにもなりましたが、こんなクソみたいな今とはちょっと違う世界3にするためには、みんなの世界2を使えるのだろうなという淡い希望も湧いたのでした。 Mahalo

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品