商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/10/28 |
JAN | 9784101033815 |
- 書籍
- 文庫
一汁一菜でよいという提案
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一汁一菜でよいという提案
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商品レビュー
4.2
115件のお客様レビュー
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持続可能な感じのレシピ本を購入した。 大丈夫、かな?、と思ったのも束の間、私が作りたい野菜のおかずは、いわゆる「副菜」ばかりで、「主菜、どうする?」状態に陥ったのだった。 そこで、土井先生のやわらかい関西弁と、いつか目に耳にしたことのあるこのタイトルを思い出した。 調べたら読みやすそうだし、私は味噌汁が好きだし、文庫本になっているし、料理のことをきちんと知りたいので、取り寄せてもらい、購入して読みました。 料理研究家のエッセイ。 「一汁一菜とは、ご飯を中心とした汁と菜(おかず)。その原点を『ご飯、味噌汁、漬物』とする食事の型です。」 なんと、私が読みたかった、知りたかったのは、こういうことだったのです! 『陰翳礼讃』和食版とも言える本書。 日本における料理とはこういうものだったか、と目からウロコ。 特に、おいしくならないときもある、ケの料理、味噌は自然にあるもの、和食は主菜であり副菜、というあたり、すとんと納得できました。 いつか、チェーン店風の和食屋のランチで、豚汁セットを頼んだときのこと。 それはそれは大きな汁椀に豚汁がどっさりと、あとは漬物とご飯、というもので、具沢山の味噌汁で満ち足りた気持ちになったことを思い出したのでした。 料理とは、民俗学で、哲学で、思想なんですね。 文体は「のです。」が多すぎな気がしましたが、あとはわかりやすく読みやすかったです。 これは再読必至。 料理に苦手意識がある人、日本が好きな人、味噌汁が好きな人、エッセイが好きな人、ぜひご一読くださいませ。
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自分のことを後回しにせずに、自分自身も大切にして、自分のために(お茶碗を)選ぶ。 自分のことも大切にしながら、家族のことを思って、でも気負わずにごはんを楽しく作れたらいいな。器選びも大切だと書いてくださっていたのが何だかうれしかった。
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