商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2020/07/07 |
JAN | 9784150019570 |
- 書籍
- 新書
特捜部Q アサドの祈り
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特捜部Q アサドの祈り
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商品レビュー
4.1
28件のお客様レビュー
今回はアサドの過去が、壮絶な人生が明らかになる物語。 その過去の非業な体験と現在のテロとがからむ壮絶な攻防から目を離せません。中東からの難民、テロへの恐怖、ヨーロッパが置かれている厳しい状況も背景としてある中、ローセも徐々に復活し、壮絶&感動的なクライマックスに痺れました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初から引き込まれすぎて一気に読んでしまった。 中東情勢などは複雑と感じるため、基本的にはあまり興味がないが、この特捜部Qのアサドのおかげですごく興味も出てきた。ドラマのアサド役の俳優さんを思い浮かべながら、穏やかでラクダの例え話をする彼に、いつしか親近感さえ湧いてきた。今回はそんなアサドの過去、亡くなっていたと思っていた家族との再会。 本でも最後の100ページは一気読み。無事に助かって一安心。爆弾テロを無事回避までは、ハラハラドキドキ、シリアスな感じなのに、最後に特捜部Qらしいボケというか、クスッと笑える展開もあって、この作品も本当に最高(^^) 読みながら特捜部Qが皆んなお互いになくてはならなくて、安心、信頼できる存在なのが伝わる場面がでてきて、そこも涙腺が緩むシーンだった。 ドラマでも是非やって欲しいけど、ローサの設定とかが違うし、たとえ小説が売れたドイツでのロケとか難しいかしら!?など、読後に色々と妄想してしまった。
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「特捜部Q」のシリーズ、第8作。 デンマークの警察小説です。 カール・マークは有能な刑事だが強引で署内に人望がなく、ある事件をきっかけに、地下の「特捜部」に左遷されました。 部下は、警察官ですらない若い女性ローセと、移民で中年のアサドの二人。 しかし、癖が強いこの二人はどちらも...
「特捜部Q」のシリーズ、第8作。 デンマークの警察小説です。 カール・マークは有能な刑事だが強引で署内に人望がなく、ある事件をきっかけに、地下の「特捜部」に左遷されました。 部下は、警察官ですらない若い女性ローセと、移民で中年のアサドの二人。 しかし、癖が強いこの二人はどちらも有能で、特捜部は周囲に期待されていなかったのに反して、成果を上げ続けます。 やがて、若い警察官ゴードンも部下に。 今回は、謎に包まれたアサドの過去が明らかに。 当初は言葉がまだ不自由で、習慣の違いもあり、狭い地下の部屋でもうもうと香をたかれたりして閉口していたカールでしたが。 本国では教養ある知識人だった様子がうかがえ、しだいに命を預けられる信頼関係になっていったのです。 殺人捜査課の課長ラース・ビャアンが急死、しかもその後、課長の兄までが自殺してしまう。 アサドがビャアンと知り合いだったことに思い至るカール。 さらに、キプロスに漂着したシリア難民の記事を見て、知人がいたことに衝撃を受けるアサド。 アサドの家族は長い間、行方不明になっていたのだった… 家族が生きている? だが、そこにはアサドを憎む人間の影がある。 カールは、代休を取ってアサドに同行、テロ事件が疑われるドイツへと向かうことにします。 土地勘も職権もない土地で、果たしてどんなことが起きるのか、恐るべき事態に活躍できるのか? あちこちに人間臭いユーモアをちりばめた作風ですが、今回どうだろう‥?と、ちらほら沸いた疑問を吹き飛ばし、様々な要素を描き分けながら、深刻な事態を突破! 満を持して、という展開なので、とても重厚な描きぶりで、これを★5つにするのは当たり前。 むしろ、他の★5つがこれに並べるのか‥と少し気になってくるほどです。 「★5つ」は、私の場合、自分の価値観として、なのは当然ながら、「誰にでもおススメできる」という意味を含んでおります。 読みやすくて気分が良くなるような軽めのもの、も大好きだし!必要ですからねえ。 この作品から読み始めても、読み巧者の方ならば大丈夫でしょう。 おススメは1作目からですけどね!(笑)
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